タグ： まりん用キャラシ

秘密:諦観の癖がある。 設定理由:重くも軽くもなく、喋り方から相手の推測をしやすそうだから。 僕は人魚だけど、誰よりも人魚が嫌い。 人魚にとっての"当たり前"であることがなぜか自分にとって幼い頃から嫌悪の対象であった。 おかしいのはどちらだろうか。 僕か、同胞達か。 同じになるのが嫌で、逃げたくて。 海の底にいる魔女に「人間にして」と頼み込んだ。 「まずはお前に人間の足を与えよう」 「恋心を育めればお前は完全な人間になれる」 「しかし育めなければその魂をもらう」 「魂のなくなった器は泡になるだろう」 これは魔女に酷く有利な取引だった。 それでも頷いたのは藁にもすがるような気持ちだったから。 猶予は一年。 人間になったあと心優しい老夫婦に拾われた。 沢山の初めてがあって、世界が眩しかった。 でも、悲しいことに、人魚も人間も心の根本的な醜さは特に変わらなかった。 絵本の中の理想は所詮絵空事だったのだ。 そして自分には恋心を実らせたことはできないと諦めてしまった。 不思議と心は荒みはしなかった。 しかし猶予まで残り一週間を切ろうとしたところで、転機が訪れる。 人間のいう『婚活パーティ』 諦めていたのに、揺らいでしまった。 だから今僕は、ここにいる。 --- 【設定】 人間(仮)の元人魚。日本で運よく心優しい老夫婦に拾われ彼らの営んでいる本屋で働いている。しかし、そこで運を使い果たしてしまったのかそれ以来人の縁に恵まれていない。老夫婦には自身が記憶喪失であると告げ紫月依智という名前をもらう。海を恋しく感じている頃に老夫婦に水族館に連れていってもらっておりその時買ってもらったペンギンのペンダントはお気に入り。

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