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その日、私は禁忌を犯した。 ある日、親友が事件に巻き込まれ死亡。 犯人は愉快犯で誰でもいいから殺したかったらしい。 あの日私は先生に呼び出され一緒に帰ることができなかった。あの日一緒に帰っていればもしかしたら変わりになれたかもしれないのに。 私はひどく憎悪した『犯人』に、そして『自分自身』に そんな時、本屋で見つけた一つの本『黒魔術』 今思えばすごく胡散臭い本だったがひと目みて復讐心に燃えた。 読んでみると人を呪い殺すことができるものが載っていた。 私はすぐ買い家に帰って実践した。 誰が喜ぶわけでもない。ただ自己満足のためだけに犯人を呪おうとした。 床に書いた魔法陣は光ったように見えたがよくわからなかった。 翌日、留置中の犯人が原因不明な死を遂げたとのニュースが流れた。 私は喜びや罪悪感や嫌悪感でいっぱいになった。 その日の夜、夢の中に彼女は現れた。 「契約のもと奴は殺した、これよりあなたは私と一緒になるの」 『人を呪わば穴二つ』まさにこの言葉がふさわしい。 「あなたは私を殺した奴を探し殺すまでこの契約は続く。」 「飲まれたら最後、体は私のものよ」 そこで私の意識は途切れた。 次に意識が戻ったときは見慣れない廃墟で周りには見知らぬ死体。 ひどくだるく廃墟を出た頃にまた知らない人たちが現れ私は助けを乞うように意識を失った。 あとから聞いた話では私はオーヴァードとしてレネゲイドを発症。そのまま暴走し廃墟に住まうジャームを殺したところをUGNに保護されたという。 UGNで保護され、この世界のことを知り、また自分の犯した禁忌によりオーヴァードになったこと。またこの力が暴走したら・・・ということを相談し、UGNで力の扱い方を学び、UGNで仕事をすることを決意した。 いろんなことを知った夜、また夢を見た。 「今度は飲まれないようにね・・・」 今度は彼女の姿がはっきり見えた。その姿はまるで『魔女』のようだった。 それから数年、私は大学生となり大学に通いながらUGNのしごとをこなしつつ目的の人物を探している ★ドロニア　共生型　魔女のRB　自分を殺したジャームを探している。最初の暴走以来、表には出てきていない。 144-85　 172-57

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