タグ： Legurus ノイマン ブラム＝ストーカー 天才性欠乏症

尊敬している友人がいた その友人は、聡明で、賢明で、天真爛漫で、天衣無縫で、無欠で、無毒で、完全で、完璧な、ガラス細工のような人だった。 いつ壊れるかわからない彼女の危うさに俺は、泥濘のように惚れ込んだ。 自分の戦い方を「邪道、陰湿」と自称する。そのとおりである。 銃の手習いがあるにもかかわらず絶望的にセンスがない。 「ほら見て、ムスカリの花よ。綺麗…私にピッタリだと思わない？」 「思わねぇよ、お前はそんなに奥ゆかしくねえだろ。」 「…ねぇムスカリの花言葉を知っている？」 「知るかよ。」 「それじゃあ、これは宿題ね。次あう時までに調べておきなさいな。」 「…わかった、次あう時までにはな。」 嗚呼、またか。これだから俺は…… 花がきらいだ。 数日後、彼女は遺体で見つかった。死因は交通事故らしい。 棺桶を除くと、数日前と変わらぬきれいな顔をした彼女が深く眠りについていた。 胸が苦しくなった ヒカリという女性に恋に落ちた、猛アタックを続けたが、色よい返事が返ってきたことは一度としてない。 ヒカリは、数年前に亡くなり、帰らぬ人となっている、死因は交通事故、と聞かされている。 生前のヒカリはとても活発で、珍奇な性格、そして、完璧な人物だった。 その影響を受けてか、シオンも彼女の口癖を真似る癖がある。 「君の意見を聞こうか」「次までの宿題」「ごきげんよう」「〇〇…だろ？」「頑張れ世間の人々。」等 自分の能力と、他人への期待を諦めきっており、また温厚な性格からまず怒らない。 当人は「完璧な人間を目の当たりにしちまえば、誰だって諦めるさ」冗談交じりに述べている。 教員免許を持っている。 シオン　花言葉　「追悼」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」 ムスカリ　花言葉　「失望」 満月　光　みつき　ひかり　満月光→満月の光→太陽の反射であり、虚構。 弦月　紫蔭　げんづき　しおん　弦月→下弦、上弦の月→かけた月　紫蔭→紫→失望、失意。

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