タグ： わなざわと申します 鰻卓

フリージャーナリストという肩書を名乗ってはいるが、その実態は謎の暴犬ルポライターもどき兼フリーター。一見寡黙で朴訥なひょろ長い青年だが、印象とは裏腹に恵まれた肉体とキレる頭脳の持ち主で、由来不明の喧嘩殺法で何処へでもカチ込み、並外れた察知能力と旧帝大4年次中退の頭脳でもって何らかの真実を掴み、電光石火で目覚ましきクソ記事をメディア各社に投稿する。そう、この男、文章をまとめる能力が絶望的にないのである。投稿されたメディアは「何か言いたいんだろうなという凄みだけは伝わってくる、何か」を叩きつけられて一様に困惑し、若しくは「またこいつか……毎週毎週面白半分にこんな意味わかんねえもの送り付けてくるんじゃねえよこっちだって忙しいのによ……」とぶつくさ零し、その原稿をボツ箱に落とす。しかし入雄は立ち続けることを決めている。自分を貶めた社会を真実という名の鉄拳で叩きのめし、自らの真価をみなに見せつけるまでは。特技は稲妻のハイキック、旋風のアッパーカット、改稿余地のないゴミポエム。 特徴表: 高校時代に失踪した兄がいる。優秀だった兄へのコンプレックスは彼の人格形成に濃い陰を落とした。 *記録* シナリオ「採集(リメイク Ver.)」生還。3流ゴシップ誌「NotA」編集長の依頼で東京都の離島・椿島へ渡り、島に短期赴任していた童顔の警察官、編集長の息子である美男高校生と共に島を騒がす吸血鬼事件と常磐憲太失踪事件を解明せんとする。その解決にあっては両事件の犯人の腹に喧嘩キックをかまして虫の息にするなどの活躍を果たし、帰還後はすべての真実を持って編集部へ真に迫ったクソ記事を提出した。編集長の息子が事件に同行していたんだからその記事はNotA誌にたぶん載ったと思う。

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