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‘ 　✦✦✦　───────────────────────────────────────────────　✦ 　✦✦ 　✦　　　　　われわれが人生において犯す最大の過ちは、 　　　　　　　間違いを犯しはしないかと絶えず恐れていることである。 　　　　　　　The greatest mistake you can make in life is be continually fearing you will make one. 　 　✦　─────────────────────────────────────────────────　✦ 　 ▓ 　𝗗𝗔𝗧𝗔 - 𝟭 　　　ベース　　：　民間軍事会社メンバー - [ EDU*10+DEX*10 ] 　　　特記　　　：　[人類学]に10%のボーナス。 　　　特徴表　　：　バイリンガル - EDU*5%を最大3つまでの<ほかの言語>に割り振る事が出来る。 　　　　　　　　　　【　EDU*5 - 80 // 日本語:60、英語:20　】 　 ▓ 　𝗗𝗔𝗧𝗔 - 𝟮 　　　誕生日　　：　不明 　　　カラー　　：　銀朱 - #C85554 　　　好き　　　：　 　　　嫌い　　　：　 　　　関係　　　：　鳩羽色くんとのご縁をいただいています💻 　 ▓ 　𝗠𝗔𝗗𝗡𝗘𝗦𝗦 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　--- 　 ▓ 　𝗠𝗢𝗥𝗘 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　生まれは中国、両親は黒社会の人間だった。おさない頃のことは正直あまり覚えてはいないし、当時名 　　　付けられて自らのものとしていた名前すら疾うに忘れてしまっている。忘れたから、捨ててしまった。ただ 　　　覚えているのは、黒社会に身を浸す親の立場を利用して近所の大人相手に大きな顔をしていたら罰が当たっ 　　　たということだ。法に関する知識が乏しかったとはいえ罪をはたらいては、親の顔に泥を塗ったとされ折檻 　　　の後に"売り"に出された。親にとって不必要なものと判じられ、しかし生まれ持った見目の良さだけは買わ 　　　れたからこそ、それは商品と成り下がったのだ。──あまりにも呆気ない家族という輪からの追放に打ちひ 　　　しがれ、はじめこそ抗う気持ちも生まれなかった。けれど生来の図太さとは如何なる時も発揮されるという 　　　もので、粗末な宿の体をとった"商品棚"からの逃亡は存外早いものだったように思う。少女はやがて夜陰に 　　　紛れて日本行きの船に乗船し、密入国を果す。己の命とプライドを何より優先するばかりで、その時は後先 　　　考えてはいられなかったことも辛うじて覚えていた。 　　　　日本に渡って暫し、少女は盗みを働いて暮らすこととなる。言葉の通じない国でひとり過ごす内に目つき 　　　は鋭さを増し、誰かを信じることも無くなった。時折声を掛けてくれる人間は居たが、しかしどうにもその 　　　裏に親切心では無い何かがあると疑い排斥する機会が多かっただろうか。また商品にされるのではと日々警 　　　戒の心が育っていくばかりで、養われたのはそうした刺々しいまでの警戒心とそれから武器の扱い程度だ。 　　　生きる為にと犬や猫、鳩を捌いて食らったこともあるが、味はあまり思い出したくはない。──今でこそ絶 　　　対的な存在としている胡蝶、彼と会ったのもその頃だ。密入国から1年と経たない内に観光地のそばへと寝床 　　　を移し、生活の糧とすべく狙ったのは観光客の財布。老若男女問わずターゲットとする姿勢は手段を選ばな 　　　かった嘗ての親にひどく似付いたが、その頃には既に親の顔も言葉もすっかりと忘れていた。それはきっと、 　　　必要以上に傷付かないよう自らの心を守る手段のひとつだったのだろう。無意識下の忘却だった。 　　　　その日も相手を選ばず手を出していたのだが、胡蝶もそのひとり。見目だけで裕福な人間なのだろうと勝 　　　手に推測を立て、近寄った。ふところにはナイフを忍ばせ、いざとなればその肌を傷付けてでも逃げる気概 　　　すらいだいて。だのに、それはあえなく失敗に終わる。人生ではじめて、他人に敗北の感覚を与えられた瞬 　　　間だった。しかしきっと、だからこそ今の心酔っぷりがあるのだろう。過程の説明は省くが、彼に拾われて 　　　からの少女はどこまでだって従順だった。日本語を覚えたがったのも、彼の言葉を聞く為だ。変身をしたよ 　　　うだと、ぼんやりと思う。故に少女は、"カフカ"と名乗った。蝶にあこがれ、うつくしいものになりたがっ 　　　ては終ぞなれやしない毒虫。──それが"棘香深"である。 　　　　紆余曲折あれど、現在の性分は随分と落ち着いたものだ。ひとりで黙々と何かをこなす方が好ましく普段 　　　は口数も少ないが、逆に気を許していない相手の前ではよく喋る。そうして自らを口数の多い者と印象付け、 　　　本性を偽ることを目的としていた。思ってもいないことを口にするのも慣れたもので、賛辞を向けられよう 　　　ものなら然して表情も変えずに「光栄です」と告げるも屡といった具合か。表情を変えて誤魔化すことは多 　　　いが、けれどあまり感情の起伏は激しくない。色濃く出るのも怒りの感情くらいなもので、煽られた時にこ 　　　そその感情と生来の口の悪さはよくよく見られたものだろう。女だてらに淑やかさに欠けると共に、どうに 　　　も煽り耐性が無いのだ。 　　　　他は特筆すべきところもなく、従順なあまり仕事となれば何よりもその遂行を優先する仕事人間。しかし、 　　　今回ばかりはその姿勢を違えてしまうかもしれない。邪魔者を排除し、自らが落ち着くべきポストを我が物 　　　としなければならないのだから。家族を失うくらいなら、罪の上塗りは容易いことだ。嘘のひとつやふたつ、 　　　その舌先にだって乗せられよう。なにせ少女が嘗ておかした罪も、"詐欺"だったのだから。──きっと自分 　　　は、頼りない女だったから慕わしいあの人に捨てられたのだ。隊長をも凌ぐ実力さえ見せ付ければ、彼は認 　　　めてくれるに違いない。切望するあの場所へ戻れるよう、疾く排除せねば。──尚、男にも見紛う格好をし 　　　がちなのは他人への劣等感が表に出ているというだけの話。加えて、ただの趣味嗜好だ。性別を隠そうとす 　　　るレベルでも無し、よくよく観察すれば性別はすぐに判断出来るだろう。 　 ▓ 　𝗠𝗘𝗠𝗢𝗥𝗬 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　SPiCαの掟 ：　イル、鳩羽色、灰羽狗郎 　　　　├　1章 - 20190704~0706 　　　　├　2章 - 20191001~1006 　　　　└　3章 - CP中断 　　　失楽園（ NPC ） ：　鳩羽色 　　　真夜中のサルーテ （ NPC ） ：　鳩羽色 　　　　　 /) /) 　　　　　(　•ㅅ• ) 　　　　￣￣∪￣∪￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　　　　　　以下、メモとネタバレ注意！ 　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　＿　🌹　...　..　. 　 ▓ 　𝗗𝗔𝗧𝗔 - 🌹 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　本名 ：　汪紫薇（　ワン・ズーウェイ　） 　

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