タグ： 空想を追う愚者

幼少時、再放送されていた刑事ドラマ「宵月に吠える」を視聴し、あるキャラクターに心酔。人生の師と仰ぐこととした。 その背を追うために刑事を志し、高校卒業後警察へ。苦手だった運動も押し通す意地と憧れは、もはや盲信と言っても過言ではない。 話し方や立ち振る舞いもキャラに似せ横柄な態度が目立つが、素はかなり真面目。ふとした瞬間に素が垣間見える。だが横柄なところが目につき、友人と呼べる人間はかなり少ない。 小柄だが体つきがしっかりしており、体重が重めなのもその影響。苦手だったトレーニングも今では立派な趣味である。 もう一つの趣味は模型作り。その延長線上でM29のガスガンを5年以上に渡って改造を続けており、実弾並の威力と反動、爆音を実現している。 流川理香という彼女がいる。先日見事に入籍を果たした。 過去のトラウマにより起床時1d100を振り、90以上だった場合SANc（0/1）を行う。 ＜Artifact＞ ・小さな鍵…首元に鈍く光る、遠い夢の思い出。「心臓がちょっとはやく動くだけ」で入手。一度だけ、対象のキャラクターに対する心理学を+50する。 　　　⇒使用して力を失い、ただの煤けた鍵となった。今は彼の伴侶の手の中に。炎に捲かれて消えた彼女の心は、彼の手によりまた戻された。 ・たそがれの腕輪…右手を橙に彩る、二人よがりな罪と愛の証。「スーサイデッドメアリンク」で入手。着用している限り、心理学、信用に+10する。 　　　⇒二人の右手を婚約指輪と共に彩っている。彼らの笑顔と幸福は、誰かの犠牲で守られた。その罪の重みは人知れず、彼らの背に寄りかかっている。 ・二重存在のスマートフォン…孤独な世界に取り残された、誰かの悲哀と渇望の傷跡。「リンクヴェルトゲンガー」で入手。 　　　　　　　　　　所有者が死亡した時、特定の相手に対してダイイングメッセージが遺せる。男が言葉を遺す相手は、伴侶たる女しか有り得ない。 　　　⇒男の机の引き出しに大事に仕舞われている。欠けた比翼が空に戻ることはなかったが、悲哀だけではなく救いを胸に、男の刃に貫かれた。

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