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「私は自分にできることさえ、出来ていないんだから。人を救えるような人間ではないよ」 「植物のような平穏さえあれば良かったのにな……」 ―概要― 零課所属の警察医。検死などの調査を主とし、時たまサブチーフのような事も行なっている。 家族皆医者であり、優秀な兄と比べられ続けたことに逃げ出し零課へ転がり込んできた。 根暗で自信がないが、人一倍プライドが高く、争い事が苦手。 表面上は愛想がいいが、本心では他人が理解しあえるなんて思っておらず、人付き合いは悪い。 平穏で静かな人生を求める割に、少々狂気的なことに興味がある、希死念慮に悩ませられる小市民。 ―RP指針― 一人称：私（素は僕） 二人称：あなた、君 特徴・語尾：息を吸いながら話す 癖：頭をぽりぽりと書く 好きな物：本、アングラ文化（毒物とか怪談と未解決事件とか） 嫌いな物：花、きらびやかな話 目的：ない。 人生に目的を持つ奴なんてロクでもない奴に決まってる。 ―性格― 圧倒的陰キャ。スタンド能力と外面の良さと殺害衝動が無かった吉良吉影。 優秀な兄に比べられ続けた結果、自尊心なんて幼いころに置いてきた。 その癖には一般的には頭もよく、家柄も良いため育ちが良い。プライドもそれなりに高い。 他人から嫌われたくない癖に、他人を求める自分が嫌。仕方なく友人付き合いをしているというのが周りにも漏れ出している。 そんなねじ曲がった性格だから、ヘラヘラ笑ってるくせに肝心な本心を分かり合える人間がいない。 唯一、植物はそんな彼の心を癒してくれていたが、それさえも奪われた。 基本人を信じていないから、勿論彼女なんてできたことがない。 そのくせ風俗に行ってすますのはプライドが許さない。だから童貞。 ―経歴― Y市毒島医院院長にして消化器外科の第一人者、毒島 旭の三男坊。 優秀な二人の兄の下、可愛がられてはいたのだが、如何せん本人にしてみれば大きな目の上のたん瘤が二つ。 何をしても平凡より少し上の彼は兄たちと比べて劣っていた。 一浪し入った地方の医大では医師免許取得の為勉強していたが、インターネット革命期。 アングラ世界に入り浸り、薬学毒物奇妙な事件などに興味を持つ。 既に医者として成功していた兄たち、そしてコネで自分の病院へ入れようとする父に反感を抱き、 医者の道を外れ、法医学教室の扉を叩くこととなる。 法医学者として警察に従事する傍ら、専ら専門としていた薬学・毒物学の知識を深める。 その関係もあり、卒業大学のOB/OGで結成された植物研究サークルに所属していた。 勿論、普通に花をめでていたが、彼が興味を示すのは古今東西薬にも毒にもなる草花。漢方なんかにも凝っていた。 変人として避けられる彼にも怖気ずに話しかけてきたのが「南　玲子」だった。 とはいえ、童貞で根暗な彼のこと。彼女のような人間が自分に興味を持つはずがないと思い込み、ついぞ告白することなどなかった。 「相模原涼」も彼には珍しい親しかった異性の一人。とはいえ、彼女は眩しすぎた。 勿論スキンシップなどでドギマギしたことはあったが、彼女の明るさは未澄の苦手な元気の良さ。 何より、もっと仲が良く、頼れるであろう他のPC達に対し、気後れが生じていたのだ。 彼女は穢れ亡き太陽だったのだ。我らの尊い偶像であったのだ。 そんな彼女が無残な姿で殺された。 美しかった太陽が汚された。 その姿を遠目でみ、皆で泣き、怒り、庭師を追い詰めると胸に誓った。 そして、自室へと彼は戻り、 その夜、彼女の死体を、その姿を思いだしてーー 慰み者となった彼女への背徳感と、そんな彼女を対象にしている自分への絶望に 涙しながら。 ーNPC－ ・毒島　旭 近所では評判のいい大病院院長。父。専門は消化器外科。 実際は自分と権力のを大切にする、ごく一般的な医者。 医師としての腕前よりも、経営センスの方が高い。 ・毒島　護導 長男。専門は脳神経外科。通称ゴッド。天才的だがやや人格に問題あり。 自尊心がとても高く、今まで失敗したことがないと豪語し、実際ミスや事故はほぼ無い。 家族思いではあるが、それは時にプレッシャーにもなりえる。 ・毒島　暮人 次男。専門は小児外科。通称グレート先生。秀才だが、人の気持ちを思い測れる人。 父や兄の性格を知り、深澄にも優しく接しているが、やはり彼も頭がかなり良く、知らず知らずのうちに未澄を傷つけていた。

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