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【U0シリーズ】HO3 かくしおに（END1）→あざみどり（END2）→いちぬけた（END1）→えんはちよ（END1）2019/9/5～2020/9/3 趣味はネットサーフィンとゲーム。友達は広く浅くで、当たり障りなく生きてる。 部活は帰宅部で放課後と週末は大体アルバイト（コンビニ）をしてる。母子家庭なのであまり金銭的に余裕はない。 度ズレ眼鏡とイヤホンとお守りが三種の神器。 生い立ち ０～６歳　みんなにも見えるものだと思っていたし、周りからは子供特有のそういうやつだと思われていた ６～８歳　そういう冗談はやめなさいって怒られだす　ほんとだもん！嘘じゃないよ！ ８～１２歳　さすがにおかしい。自覚はするもののどうすることもできない。隠そうとしても人間なのかそうじゃないかの区別もつかないからみんなには見えないものと会話してるとこを見られたりして気味悪がれる。この辺から父親が帰ってこなくなる。 １２～１５歳　小学生からの持ち上がりなので虐めを受ける。あからさまなものではなかったが、体育の時に先生と組んだり、休み時間に一人で本を読むふりをしているうちに猛烈に自分に羞恥を覚える。俺は普通じゃないんだ。普通になりたい。 ～１６歳　両親が離婚して母子家庭に。それを機に今の高校の近くに引っ越してきた。新しい環境ならまた僕も普通になれるかもしれない。母さん、ごめん。俺絶対に普通になって、また家族がもとに戻れるように頑張るから。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 高校生のときに必死にバイトをし、九十九先輩のあとを追って大学に進学。先輩が卒業後には自分と同じ体質の人間を気にかけるようになり、卒業時にあの部屋の鍵を後輩に託してきた。母親ともきちんと話し合い、自分から言うことはないが体質のことを隠すのはやめた。 凛子ちゃんと直とは違う進学先になったが、定期的に連絡はとるし遊んだりもする。凛子ちゃんは綺麗になったし、直も多分色々考えてる。きっとみんな少しづつ、大人に近づいてる。 Ｅｐｉｌｏｇｕｅ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿言ってしまった。 言う気はなかった。本当に。だって、そんな、弱ってるとこにつけこむみたいな、そんなのはいやだ。 だけどあんなことがあった後でも、先輩は僕たちの心配をするし、弱ってるところをみせたりしない。いつもみたいに全部自分でしょい込んで、はたからみたら気づけないほどの身軽さで、遠いところにいってしまう。 かわいい後輩のまま、彼女の強さに甘えたままで終わりたくなかった。 恋人になれなくてもいい。…いやめちゃくちゃなりたいよ！なりたいけど！ ただ傍にいれる言い訳が欲しかった。先輩がなにかに寄りかかりたいときに、二番目でもいいから、思い出してくれたら。一人じゃないって思えたら。 震える手と喉に力を籠める。 九十九礼子が、学校1の変人が、僕の好きな人が、今日卒業する。 だけどここでおわりじゃない。繋ぐ言葉を、僕たちは選んだから。

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