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特記:ファンに対して<説得>に+20％のボーナス 由花の家族は父、母、由花、弟の四人家族、決して裕福ではないが幸せな生活を送っていた　　父親は平社員のビジネスマン、母親は空いた時間に飲食店でパートタイムの仕事をしていたが稼ぎは他の世帯の平均に程遠かった　　それでも家族仲睦まじく両親の教育方針通り「他人を本心から思いやれる人間」に育った　　小学校から仲の良い友達と一緒に、中学で演劇部に入った由花は演劇の楽しさに気付く　　初めは全く演技のできなかった由花だったが演劇に関する興味は人一倍高く自主練を重ね日々上達していく　　2年の秋の文化祭での演劇部の出し物が大成功した時、由花は思った　「こんな内気な私の演技でみんなが感動してくれてる　私、もっと多くの人を演技で感動させたい」　　それから由花は将来、女優になりたいと思い始めるようになった　　理解力の高い両親は、奨学金での私立の芸能学校に進学する事を勧めたが、由花は金銭面の理由からそれを断り公立高校に進学し演劇部に入る　　勉学はあまり出来なかったが演劇の技術は日々成長していく　　そして待ちに待った3年の大会、由花は完璧な演技をした　　中学の時より大勢の人の心を動かす演技だったが由花の目標はそこで留まらない　　この大会でのプロへのスカウト　　つまり女優への道である　　しかしスカウトマンは口を揃えて「演技は良かったが、外見が優しすぎる　かと言って可愛いヒロイン役をやらせるならもっと可愛い女優候補は五万といる」と語った　　どんなに努力したところで生まれついた外見までは変えようが無い　　結局、由花への女優のスカウトは一件も無かった　　しかし由花の女優になりたいという決意は固かった　　そこに飛び込んだように由花に「女優としては不採用だが、アイドルとして芸能界に入らないか？」という一通の便りが入る　　この時、由花は藁にも縋る勢いでアイドルという形での芸能界入りを決意した　　もともと自己主張欲求の低い由花、歌唱力が有った訳でも無くダンスもしたことが無い　　一抹の不安を抱えた由花がプロデューサーに方針を尋ねたところ「君はそのままでいい」と返答された　　その意味も分からないまま練習を重ねていたある日、テレビへのソロアイドルとしてのゲスト出演のオファーがかかる　　それに出演後、由花のキャラクター性が人々に大いに受け、テレビ局への電話が殺到　　これが現在のメジャーアイドル「YUKA」の誕生である　　このこと以来、由花はテレビ局に引っ張りだこ　　バラエティ番組にも多く出演する今も、女優という目標は捨てる事は無い　　ファン層がオタクなため、プロデューサーからオタク知識の教養を余儀なくされる　　アイドルとしてもっと有名にならなければ女優への道も拓かれないと思った由花は真面目にオタク知識を吸収していく　　そしてその過程で出会ったソーシャルゲーム「Fact/ぶらんど&オーナーズ」に出会う　　無課金では有るが毎日ログインして、レアが出た時にはツイッターの公式アカウントに載せるほど没頭している　　

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