タグ： グリム(断章の物語) 藤双樹

【経歴】 　はるか昔。まだ偽りの日常が世界を覆っていない平穏な時代だったころの話。 　レネゲイドに感染し、一夜にして村の守り神である神木を喰らいつくしたヤドリギがあった。 　素朴な村人たちはそのヤドリギを悪魔だと恐れた。 　ゆえにヤドリギは喰らいつくした神木が有していた人々を見守る神性と、喰らいつくす悪魔の魔性、双方の属性を帯びた。 　そう信じられたがままに村を守り、代わりに生贄を要求する悪魔がこうして生まれた。 　月日と共にいつしか少女の姿をとったそれは勇者に退治され、それでも殺しきれずに封印された。 　こうして村に平和が戻ったのでした。めでたしめでたし。 　月日は流れ、FHが伝承を手掛かりに封印された悪魔をレネゲイドビーイングと推測。戦力増強のために封印を解く。 　悪魔は機械の身体に縛り付けられ、安定性と隷属を与えられた。 　しかし、その経験が契機となって後天的にブラックドッグシンドロームを発症。逆に機械の身体を乗っ取りFHセルを食い散らかして自由を得る。 　その後、UGNとじゃれ合ったり、ゼノスに一時籍を置くものの音楽性の違いから袂を分かったり、ギルドと交流をしたりしながら世界各地を渡り歩く。 　現在は白灰胞と契約し、グリム幹部をつとめている。 　間違っても善良ではないだろうが、悪魔の性で契約は絶対に守るため、仲間としてなら信用しても大丈夫だろう。

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