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霊山来夏は、常夏美少女三姉妹の末っ子。底抜けに明るい子で、いつもにししと快活に笑っている。姉2人を敬愛し溺愛し盲愛しており、どんな人よりも姉は最強であると豪語する。少々勉強の出来は悪いものの、容姿とその明るさからクラスでの人気は最高レベル。しかし登下校時は常に姉の風夏や愛里夏と共におり、休憩時間中は不思議と姿を消しているため友だちはいないようだ。ラブレターなどの呼び出しには応じるが、告白の返事は決まってNO。断り文句は「おねーちゃんよりステキになったら、また声をかけてね！」。無理である。 霊山来夏は、常夏オーヴァード三姉妹の末っ子。「Seeker」のコードネームを与えられており、姉妹の中でも情報収集に優れている。異能——エンジェルハィロゥとは生まれたときからの付き合いをしており、故郷にいた頃は風夏による支援のもと周囲には隠して生活していた。とある事件で風夏の異能がバレたとき、自分と愛里夏以外の全員——両親も含まれる——が風夏に敵意を向けたことから人間嫌いを発症。自分たちと同じオーヴァード、つまりは化け物を是とし、自分たちを否定する人間を憎むようになる。そんなFH寄りの思想を姉妹と支部長のアリスにぶちまけたとき、支部長は。 「あなたのまもりたいものは、なに？」 「私は、このまちをまもりたい。ヒト、オーヴァード、たてものまで。もちろん、あなたたちもよ」 「FHは、なにもまもらせてくれなかった。私のねがいすら、叶えさせてくれなかった」 「にんげんはどうしようもない。私も、そう思うわ」 「だから、すすんでにんげんを守るひつようはないと思うの。でも」 「えりかちゃんとふうかちゃんは、あなたの大切なおねえさんでしょう？」 「私にも、いっしょに護らせてくれないかしら」 別に人間の盾である必要はない。姉と共にいるなら、こちらの方が都合がいい。そのついでに、私を助けてくれないか—— 恩人であるアリスの言葉は、来夏にすとんと落ち着いた。ただ姉のためにUGNに居ればいいという結論で決着をつけ、以後は姉とアリスのためUGNで本格的に働くようになる。 風夏が指揮を、愛里夏が前線を担当するため、必然的に自分の仕事は諜報になった。後から知った自分の力「オルクス」を遺憾無く活用し、姉との作戦遂行のためいくらでも情報を稼ぐ。…ただし人間嫌いの影響で友だちがゼロであるため、噂や流行に関する調査は長女に任せっきりになっている。 一人称は「あたし」。性格は明るく人受けはとてもよいが、笑顔で人を殺せるタイプの明るさなので多少のサイコ感は否めない。行動基準はほぼ「おねーちゃん」で、姉の味方なら自分の味方であり姉の敵なら問答無用で殺戮対象となる。普通の人間に対しては現状ほぼ無関心。故郷と両親については心底憎んでおり、どこかでばったり会ったら殺しかねないので止めてほしい、と姉に吐露している。 ・地位…UGNエージェント ・所属…UGN-N市支部 ・好きなもの…2人の姉、光りもの、鳥 ・嫌いなもの…故郷、両親、迫害 「らいかだよ！よろしく！」 「おねーちゃんおそーい！はやくー！」 「あはは！あたしの手、ぴかぴかひかってる〜！」 「おとーさんもおかーさんも、だいっきらい！あたし失望したもん！あんなところ、ぜったい戻りたくない！」 「アリスちゃん…うん、わかった。あたし、ここで頑張る」 「ちょろ甘だネ☆」 「スペクトラーム！動いても無駄無駄ぁ！」

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