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特徴表 3,5 《銃火器の達人》 銃火器とは何かの縁があり、普段から親しんでいる。 火器技能は5つ(拳銃、サブマシンガン、ショットガン、マシンガン、アサルトライフル)の基本成功率は50%である。 3,7 《俊敏》 どんな時でも、鋭く素早く状況を把握できる。 <回避>の基本成功率は、通常の[DEX×2]ではなく[DEX×5]である。 ホテル“リッツ・カールトン”で働く若きベテランメイドの女性 過去にCIAで暗殺者として活動していた過去を持つ 暗殺者時代のコードネームはジンジャー 過去 1962年、代々ホテルで働いている家系に生まれる。名前はマリーと名付けられ両親に非常に可愛がられて育った 良い子に育ったつもりだった、中学卒業を目前にして両親と喧嘩をした 理由は何だったか覚えていない。お父さんに当たり散らして...お母さんの言うことも聞かず家を飛び出した 帰る気にもなれず一人で街中を歩きまわって時間をつぶしているといつの間にか夜になり辺りの街路灯に明かりがつく お腹も減り、物を買うお金も無かったので家に帰る事にした。 家につくと周囲には人だかりができていた、パトカーのサイレンの灯りも見える 心配をかけてしまった、警察まで呼んで探していたのだろうか...そんなことを考えながら人だかりの隙間を抜けて家の前に向かう 私の家は黄色いテープで囲まれていた、沢山の知らない人が入ったり出たりと忙しなく動いているのが見えた 血の気が引くのがわかった、テープを潜り抜け制止する声も聞かずに中へと駆け込んだ そこには両親の姿があった 二人は血塗れで床に倒れ生気のない瞳でこちらを見ていた 呆然とその様子を眺めていた私は追いかけてきた警官に強引に外へと連れ出される、その後はあまり覚えていない。 気が付くと人気のない路地で座り込んでいた、どれくらい歩いたかも朧気だった そんな私に声をかけてきた女性がいた 「いい目をしているわ、生きる意味を失ったような...空っぽな目」 食べ物をくれると聞いてその女性についていく、見知らぬ建物に入りパンを貰って飢えを満たした なぜかその女性は私の事を知っていた、私がマリーで両親が何者かに殺されて死んだということも 「復讐に興味はある？」 彼女は誰が両親を殺したのか知っている様だった、私は提案を飲み復讐の為に”ジンジャー”になった もう全てがどうでもよかった、家族もおらず、今までの生活も既に帰ってこない 自分という人格すらも捨ててマリーという存在は闇に消えた。 それからの時間はひたすらに人を殺す術を教え込まれた 銃の扱いはすぐに覚えた。果物を剥く事にしか使った事のなかったナイフの振るい方や人を殺す為の刺し方も自然とすぐに身についた 初めての仕事は両親を殺した男を殺すことだった、仕事というより私の力を測る為の試験や報酬だったのかもしれない そいつは如何にも誠実そうな会社員の男だった 迷子のふりをして男の前で路地へと入れば得物を見つけたかのようについてきた 後は簡単だ、襲われそうになった瞬間に返り討ちにするだけ 脚にナイフを刺して膝をついたところにもう片手で銃を眉間に突きつけ引き金を引いた それだけで男は訳が分からないといった表情で絶命した 「合格よ、それじゃこれからもよろしく」 そう言われいつも通り部屋へと戻るとベッドに横になり天井を見上げる 復讐は果たした、しかし新しい呪いが身を蝕み始める 脳裏には男の死に顔が焼き付いて離れず気が付けば洗面台に胃の中身を吐き出していた。 それでも有無を言わさず仕事は来る、与えられた仕事はキッチリと遂行した。 家で帰りを待つ妻がいると泣いて命乞いをした男も 夫に先立たれ独り身で娘を育てていた女も 死にたくないと必死に生きようとした若者も 全てを受け入れ死を覚悟した老人も 誰も彼も平等に殺した、情けはかけなかった 心が痛まなかったわけじゃない、仕事を終える度に吐き気が込み上げていた でも それしかなかった、自分が生きる理由...必要とされる存在価値が暗殺<それ>だけだった ある日いつも通りに依頼が来た 今回は一家の暗殺、メインターゲットは亭主の男。その妻も８歳の娘も三歳の息子も殺せと言われた 屋根から天窓を静かに割り忍び込んで一人ずつ殺していく 男もその妻も同じ寝室で寝ているところをサプレッサーを付けた銃で撃ち殺した 子供の部屋へと向かう途中で娘と出会った、トイレに起きてきたらしい娘は私を見るなり化け物でも見たかのような表情で自室へと逃げて行った それを追いかけて行き部屋へと入れば娘は弟を抱き寄せ部屋の隅で怯えていた その時に思った 私はあの男と一緒なのではないか？ 私の両親を殺した、私を襲おうとしたあの男と、私が やめて、そんな目で見ないで、私は、私は、わたしはなんだ？ ぼーっと考えていれば腹部に鋭い痛みが走った。 目を向けてみれば憎しみや恐怖など様々な感情がごちゃ混ぜになった目で私を見上げ私の腹部に鋏を突き刺す娘の姿があった 手に持っていた銃を落とすとその手で娘の頭を撫でる （ごめんなさい、あなたは私のようにはならないで） そう言ってからフラフラとした足取りでその家を後にする 任務は失敗した、もう帰る場所はない そのまま傷口を押さえながら目的地もなく歩いていけばかつての実家についていた いや、かつての家は見る影もなく事故物件となったその家は取り壊され空き地になっていた。 そういえば、と近くに両親の務めていたホテルがあったことを思い出し歩みを進める 裏口のカギをナイフで壊しホテルに転がり込めば巡回をしていたのであろう男に見つかった 男は事情を問うでもなく私の頭に一度げんこつを落とし傷の手当てを始めた 男はニコラス・ヴァランタンと名乗り私の事情も詳しく聞かずに箒や雑巾にメイドの制服、そしてミネットという名前をくれた その後今の仕事に就く事になる しばらくお世話になって生活をしているうちに純粋に自分を更生させたいお節介焼きジジイ改め信用できる人間だと判断し"何故忍び込んだのか"、"過去に何人もの人を殺めてきた事"、"自分という存在はこの世にない事"等全てを打ち明けた 彼は黙って話を聞き終えると「なんだ、それだけか？」と彼なりの優しさで受け入れてくれた。 ...それか彼にとっては本当に気にするような事じゃなかったのかもしれない。 そして元々赤毛だった地毛を目立つから何とかしておけとニコラスに言われて周りに合わせて今の髪色に染めた 私はミネット 掃除や接客は慣れたもの。騒動が起これば足早に駆け付け頭を下げて、困っているお客様あれば声をかける。 自分のミスには目をつむり怒られ後輩のミスには一緒に頭を下げる ...そんなどこにでもいる少しお調子者のベテランメイドだ

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