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■二宮 良(にのみや りょう) 大手製薬会社のMR。 医師や薬剤師に営業して自社の医薬品を売る仕事をしている。 日中は社用車で取引先を周り、夜はクライアントの接待で酒を飲む日々。 新卒で入社して以来「ワークライフバランスが良好」とは言えないが、決して嫌なことばかりでもなく、それなりにやりがいのある日々を送っている。 一言で言えば「人並み」。 飛び抜けて得意なことがない代わりに大きな欠点もなく、努力して平均点少し上を取るような人生。 物心着いた時から自分が平凡な人間であることを理解しており、平凡なりに善く健やかであることに努めてきた。 時に華やかで才能のある同性と自分を比べて落ち込んだり僻んだりもするけれど、その度にぼんやりと折り合いをつけて前を向いている。 学生時代からずっと仲良くしている友人がいる。 自分にはない要領の良さや話の面白さに憧れており、刺激を受けつつも一緒にいて落ち着ける大切な存在。 これからも良き友として仲良くしていきたいと思っている。 学生時代、事実無根の噂を流されて孤立していた時期がある。 その頃のトラウマが尾を引いており、他人に自分のことを話したり理解を求めるのが苦手。 この自己肯定力の低さゆえに、人当たりは悪くないのに友達が少なく、彼女が出来ても長続きしない。 ある日脈絡もなく見た「悪夢」により、子供に相対すると身動きが取れなくなる。 (シナリオ後遺症：子供への不安・5か月　子供に対する交渉技能-10) 火を見ても同じように、足元から這い上がる嫌悪と吐き気に飲み込まれる。

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