タグ： 山羊歌 クトゥルフ（雪の子）

星を見ることと歌をうたうことが好きな少女。 愛称はセシル。 性格は大人しく、面倒見が良い。 他者の心に寄り添う優しさを持っている。 嫌がらせや虐めなど人に傷つけられることは嫌がるし、暴力を受けそうになるとトラウマが再発、酷い時は目から光が消え失せて人形のような状態になってしまうことも。 エアハート姓は実母の、ファロン姓は実父の姓である。 実母から歌を、実父からは星を見る方法と心を落ち着かせるための方法を教えてもらっていた。 幼少期（5～6歳）に両親が他界し、親戚に引き取ってもらったが7歳くらいに保護される形でアダムズハウスにやってきた。 7年前から入居しておりアダムズハウスの面々にはお世話になっていて恩返しをしたいとも思っている。 あの事件後、皆の面倒を見ている。理由は彼女が最年長だから。 メイヴィスやグローリーの面倒を見るのが義務であり、使命だとも思っている。 誕生日は2月18日 才能 星に詳しい（天文学） 歌うのが得意（芸術（歌唱）） 人の顔色をうかがうのが得意（心理学） 【遭遇した神話生物】 アルテミス（ウーツルヘーア）/黒い仔山羊/モイラ（嘆きの三聖母）/ヒュプノス/ディオニュソス・アポロン・パーン（パンの大神） / パンの子（人造・本物）/黒いペガソス（シャンタク鳥とシュブ・ニグラスに祝福されしものの改造種）/シュブ・ニグラスに祝福されしもの 【読破した魔導書】 【所持しているAF】 クリアシナリオ キャンペーン　山羊の歌は謡えない（しゅおんさん卓） 第二話《アダムの子供たち》（同行者：Mavis Flores Load（PL：ミトさん）、セオドア（PL：匙さん）、グローリー・グレイ（PL：マシマさん））：生還（セオドアロスト）、SAN推移65→43→46 精神病院で治療（SAN46→67） 18歳まで成長 技能ポイント40→回避12成長（28→40）、キック28成長（25→53） 大学生 大学1年（18成長→芸術（演劇）10成長、芸術（歌唱）8成長） 大学2年（15成長→聞き耳） 大学3年（17成長→説得） 大学4年（19成長→説得） 就職（3年） 職業技能60成長→説得（10）、変装（30）、聞き耳（5）、製作（楽曲）（15） 自由技能30成長→機械修理（20）、目星（10） 第三話《舞台にのぼりて》（同行者：Mavis Flores Load（PL：ミトさん）、ライト・スターリヴァー（PL：匙さん）、グローリー・グレイ（PL：マシマさん））：生還、SAN推移67→60→72→70、オルゴール奪取 魔導書『古代における闇の大地母神とその一族』ななめ読み→大神の秘儀習得 第四話《紡ぐは悲劇か喜劇か》（同行者：Mavis Flores Load（PL：ミトさん）、ライト・スターリヴァー（PL：匙さん）、グローリー・グレイ（PL：マシマさん））：SAN0エンド（生還）、SAN推移70→2→27 5年間精神病棟に入院（25歳→30歳） ――――――――――――――――――――――――――――――― 【回想】（両親他界～アダムズハウスに引き取られるまで） 母さんと父さんが死んだ。私を守って死んだ。 その光景が悪夢として蘇るから覚えている。 父さんと母さんは殺されたのだ。私を、強盗から守って殺された。 真っ赤な色彩が視界に広がり、鉄さびに似た匂いが鼻を突く。 ただ泣くことしかできなかった。小さな私に一体何ができたんだろう。 いや、何もできなかった。そうじゃなきゃ…こんなふうに悪夢を見たりしないもの。 そこから私の地獄は始まったのかもしれない。 ひどく気怠げそうにする養母、酒癖の悪く機嫌が悪くなると殴りつけてくる養父。 相性は最悪と言っていいほどだった。でも抵抗する手段なんてなくて、ただ従うしかなかった。 夜中に聞いてしまったの。私を引き取ったのは母さんの遺産が目的だったって。 『遺産がなきゃあんな子引き取らなかったわ』 『あんな疫病神で悪魔なんていらなかったのに』 その日の夜はただただ息を殺して涙を流すしかなかった。 静かにしてなくちゃ。打たれないように。 転機が訪れたのは養父に打たれ、食事も取らせてもらえず、お酒の買い出しを頼まれたときだった。 寒い冬だった。パジャマのまま外に放り出された。 雪が降っていてとても寒くて凍えそうだった。 いい匂いがして重いお酒を引きずってふらふらと立ち寄ったのは楽しそうな子供の居る場所。今の孤児院だった。 「いい匂い…」 「あら？どうしたの」 優しそうな人が声をかけてくれた。そうして私を見つめる。 「大変！怪我してるじゃない！それにこんなに青ざめて…こっち来て、すぐ治してあげるから」 慌てて救急箱を持って戻ってきた優しい人。 「…痛いこと、しない？」 「ちょっとしみるけど我慢できると思うわ…」 コクリと頷き、痛みに耐える。打たれる痛みより痛くなかった。 「すごく冷たい、寒かったでしょうに…もう少し待ってね。そしたらホットミルクが出来るから」 「ミルク…？」 ホットミルクなんて母さんや父さんが亡くなってから飲んでなかった。 グ～。途端にお腹の音がした。 「ご飯、食べてないの？」 またコクリと頷く。 「おじさんとおばさん、食べさせてくれないから」 「…もし貴方がよかったらなんだけど、此処に住まないかしら」 首を横に振る。お酒を持って帰らないと、従わないと今度はもっと酷いことをされそうだったから。 「…お酒、持って帰らないと…怒られる…またぶたれちゃうから…」 優しい人は悲しそうな顔をして私の手を優しく握った。 「大丈夫、此処には痛いことをする人も誰も居ないから。」 そう言って優しい人はホットミルクを持ってきた。 「熱いから冷まして召し上がれ」 言われたとおりにしてから飲む。 美味しかった。そして飲んでいるうちに知らない間に涙が出てきた。 「お母さんと、お父さんに、会いたいよぉ…」 優しい人が私を抱きしめてくれた。母さんのような温かさだった。 紆余曲折あり、優しい人は私を此処アダムズハウスに住めるようにしてくれた。 養父母は虐待していたこともあり私に近づけないようになったと言う。 また母さんの遺産の一部が使われてはいたが私が大人になったら持てるという。 母さんや父さんみたいに優しい人になれたらいいな。

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