タグ： みぞろけはく 無記名の観客席

「出掛けるんですか？俺を置いて？へぇ、いや別に。そうですかぁ〜......“すぐに”帰ってきてくれないと逃げますからね？」 「藤黄さん邪魔ですよ、どいてください。寝っ転がってて暇ならPC買って欲しいです。何でしたっけApex...が面白そうなので！」 「...........面倒。と、あと心底バカな人だよあんた」 2015特徴表：4-2・方向音痴(D→30p) ➽──────────────────────── PL「ママのことどう？」→98(嫌い)「パパは？」→26(好き) PL「酒得意？」→1クリ(ザル)「パパになんかされた？」→97(どうみてもも〜やった) ➤プロフィール 4/4生まれ｜牡羊座｜AB型｜誕生花:シロツメクサ 藤黄真喩邸の専属住み込みハウスキーパー。雇われてから10年は経っている同居人。 短気という訳ではないが手が出るのが早く、砕けた敬語を使いがち。仕事真面目で料理などの腕もかなり良い方。 元々探偵なんて毛ほどもなるつもりはなく、助手やらない？と言われた時（本気か？）と探偵という職と自分を助手にする、という酔狂2重の意味で思ってた。頭を使わなくていいなら、と了承はしている。 →過去編 家族構成は父、母、当人である珀の3人。 小学半ばまでは特に何ともない、幸せすぎず不幸すぎず普通の家庭だったがその数年後、母が仕事先の男と不倫している事が発覚。溺愛しまくってた父が錯乱し、慰謝料やら何やらと発展する前に男と母がそのまま蒸発した。 近年母から邪魔者のように見られることが多かったため、あまり悲しむ気持ちにはならなかったが父が違った。怒りより先に絶望し、嘆き、段々と仕事には行かなくなって遂に辞職。毎日使われていない母の携帯に電話し、育児も放棄されて貧乏もいいところになってしまった。 母より父に心が寄りかかっていた珀は、根気強く慰めたり家事を代行したりしていた。 が、ある日に、夜中に父がやって来て珀を抱きしめたまま『お前は僕を置いていかないよな？な？可哀想だろう父さん。母さんもお前の事嫌ってさ、父さんもいつまで経っても悲しいんだ。なぁ、何処にも行くなよ？珀。ずっと父さんといてくれるな？』と何度も確認をとられて、若干の怯えは感じたが実の父。一緒にいると言ってから様子がおかしくなった。多分パッパのSAN値は10〜20。 何処かに行くなら“何を”“誰と”“どこで”“いつからいつまで”“何を持って”、を事前報告しなければいけず、学校も明日は何があってどんな先生で寄り道せず帰って来る、と言わなければならなくなった。要は父に、とんでもない独占欲と執着されたのである。 何かする時は、極力父が同行し一分でも約束を違えると電話のコールが止まなかった。親子を超えた異常性だったが、家族は一人しかいなかったし、珀もこれで父が寂しくないなら大丈夫だと飲み込む。 ただ治るわけはなかったんだが。 中学3年になった頃に、遂に父の異常は狂気になった。とうとう一人で何かはさせてもらえず、制止の言葉から始まり最後には行動に移された。自宅監禁だ。 母似の顔であった所為か、無体を働かれ汚泥のような依存をされる生活をそれから半年弱続けることになる。 そうして半年経ちそうだ、という頃合いに、漸く警察が動く程までに発展した父の監禁生活は幕を閉じる。ネグレクトや未成年に強姦をした...諸々他の要因が重なり、刑務所送りの運びとなったわけである。 とはいえ、本人はそれらの所業がトラウマになる事はギリギリ回避された。過度の皮膚接触に嫌悪感はあるが、どうあっても珀自身のファザコンの気が強かった。 中学はどうにかこうにか卒業したが、父に、誰かに“依存される”行為に慣れきったまま放り出された彼は、これからどうして生きていけばいいんだ？とふわふわしたまま虚無を過ごしている。 その中で、職探しの最中に家事が得意だということを生かしてハウスキーパーやるか。と思いついた。 して、藤黄さんに会ったわけである。 →中身 仕事は真面目に要領よくこなす。藤黄(雇い主)のプライベートは話されないならそれでいいと考えていて、興味が無いわけではないが自分から聞くほどでもないくらい。 誰かに依存されないと虚無るということは無自覚で、藤黄さんに「頑張れよー達者でな！」みたいな事を言われたらなんとなくモヤッ....として殴る。し、別に離れる気はない。(現状問題ないため) 過去の出来事から、恋愛ごとに淡白気味で無意識だが自分からも人に接触はあんまりしにいかない。人にされる分には別に良いが、仲の良い人でないと変な顔をする。 (──父と同じ血を持つ片鱗として、無自覚の激重感情を腹に抱えている節がある。 俺を見ていろ、俺を捨てるな、俺無しで生きていけなくなれ、俺ありきで話せ、俺に依存しろ、そして俺がいなくなって後悔しろ。.......という類の。 実際、もう中身は父によってメチャクチャになっていて、父にされた事に対して反逆的に“やり返そう”としているだけ。“自分に対して何処にもいけなくなるくらい依存しろ”と言うのが正しい。怖い。 なので藤黄さんが何処に行っても何をしてても全然構わないのだが、最終的に珀がいなくなることで何も感じない・藤黄さんから珀を追い出す、などの出来事があるなら“傷を残しにかかる”だろう。 ..............簡単に言うとですね。俺が生きてようが死んでようが、アンタが何をする時も俺の影がチラつけばそれで満足なんですよ。藤黄。) と、思っていて傷になってくれたはいいものの、全然知らない藤黄さんが出たし監禁は考えてなかったのでそこそこ驚いた。 因みに離れる気はないし出る予定もない。

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