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(以下、Lgoのシナリオ本文より抜粋) 32歳　月刊無有のライター アトランティック平和堂出版が発行しているオカルト雑誌「月刊無有」のライター。 渡医院の噂を聞きつけ、記事にしようと嗅ぎ回っている。 直情的で強引にものごとを進め、常にオーバーアクションで、探索者達をイラつかせる。 真矢が入手した「噂」は基本的に事実だが、原因の推測に飛躍があるため真矢が信じている内容は多分にオカルト的で常識外である。(以上) (以下、たなばた産の真矢文明) 「じゃあきっと、これは宇宙から落ちてきたのね」 土と泥に塗れた手のひらの上に転がる石を眺めて、母は静かに笑っていた。 その日は珍しく母の体調が良くて、母は庭が見えるところまで出て来て外の空気を浴びていた。 自分は久しぶりに母と共にいられるのが嬉しくて、けれども何を話せば良いのか分からず、どうしたものかと考えあぐねた末に、薔薇が植わってある近くを何となく、庭の手入れのために置いてあったと思しきスコップを手に取り、穴を掘った。 高く昇った太陽が頭頂部や首元を容赦無く照らす。 照りつける日の光は焼けるようであったが、涼やかな風が時折吹き抜けては身体の熱を攫っていった。 ざくざくと、規則的に、無心になって、右手を動かす。 それから、髪の毛やら輪郭やらを伝って滴る汗水で、小さな水たまりができ始めてから数分後。 コツン。 小さく、何か硬いものにスコップの先が当たった音がした。 目を凝らして見てみれば、土の中にキラリと光を放っている何かが埋まっている。 「……？」 スコップを放り出し、手を使って掘り起こしてみると、それは鉱物だった。 大きさは自分の親指の第一関節ほどしか無い、いびつな三角錐の形。 色は紫色の濃いのと薄いのと、白が混じったような、不思議な色をしていた。 太陽に向かって翳してみれば、石は輝いて見えた。 昨日図鑑で見た星雲の色に似ていた。 「母様、これ……」 「あら？　どうしたの、これ？」 「庭、掘っていたら見つけて……星の色みたい」 「じゃあきっと、これは宇宙から落ちてきたのね」 それが自分の記憶の中にある、母との一番最後の思い出だった。 ・たなばた産真矢文明は一人っ子。病弱な母(Lgo開始時点では既に死別)と研究に明け暮れる考古学者の父(Lgo開始時点では海外の遺跡で絶賛発掘調査中)の3人暮らし。 ・真矢家の唯一にして絶対の長男であったため、散々甘やかされて育ってきた。 ・世間知らずな無自覚我儘(自分にできないことは無いと本気で思っている)。なんだこいつ腹立たしいな。 ・母が「宇宙から落ちてきた」って言うならそうなんだろうな！と思って文献漁っていると、オカルティックな本との出会いを果たしてしまう。そこから、あれよあれよとオカルトにはまっていく。ようこそ深淵へ。 ・悪気は無いが、悪気が無いから余計腹立たしさが増すような言動をする。自分の信じる道をひたすら突き進んでいくゴーイングマイウェイ精神の持ち主。 ・人の話は聞かない。 ・上記設定は増えたり減ったりするかもしれない。(以上)

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