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生まれた時からオーヴァードで、家族もそれを薄々ながら感じていた。マヤという双子の妹がいるが、両親や妹は非オーヴァード。子供の頃から他人や動物の小さな傷を治したり、辛そうな人と話すと同じように辛くなっていた。 中学3年の高校進学も決まって卒業間近という冬の日、妹のマヤと一緒に乗ったバスが下校途中の道でトラックと衝突。かなりの人数が怪我をしたがコヨミ以外は軽症だった。コヨミ自身は他人の怪我を全ての乗客から「半分ずつ」引き受けてしまい重症。生きてるのが奇跡と言われるほどだったが、オーヴァードとしての能力で生存。昔から他人の怪我を《ディヴィジョン》によって無意識に引き受けていたが、事故の時もそれが意識せず発動、自らの引き受け容量をオーバーしたせいで記憶を失った。 記憶喪失といっても顔を見れば誰なのかはわかるが、その人との思い出はたとえ妹や家族であっても何一つ思い出せない。なので中学以前の知り合いとは挨拶をする程度でほとんど関わりがない。事故の記憶は全て覚えていない。一応家族からそれまでの人生を聞いてはいるが思い出せてはいない。 事故の時に受けた検査でオーヴァードの能力を検知され、UGNとの関わりを持った。自分以外にもオーヴァードがいることには驚いていたが、事故の直後だった事もありその時にした話はよく覚えていない。誰かと会ったようなことは覚えている。 両親は飲食店経営。そのおかげで料理の腕は人並み以上はある。 自分が記憶喪失になった経緯と元からの性格により、妹に手伝ってもらいながら万事屋を経営。評判は良く結構な頻度で客は来る。しかし目的が人助けという一点のみなので報酬は最低限しか受け取らず、黒字かと言われれば微妙だが本人は満足している。そのせいでよく妹に養ってもらっているようだが妹もそれでいいらしい。仕事をこなす傍、UGNの支部に協力し能力を自分で制御する訓練も行なっている。 性格は至って明るく、記憶喪失だからと言って暗さは見せない。他人の苦痛を和らげたり取り除くのが何よりの生き甲斐で、初対面の相手だろうがどんどん心の中に踏み入っていく遠慮の無さがある。 趣味と特技は自分の記憶を取り戻そうとした時に習得した情報収集能力。万事屋をやっていることもあり様々な方面に顔が広い。 バイクを使っている理由は、バスに乗っていて事故にあい車に乗れなくなったため。 160cm 52kg B92-W63-H86 トップ92 アンダー70 E 肩甲骨あたりまでの長さの髪をポニテにしている。

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