タグ： 中里魚棚

【社会的立場】 「いやあ、遅れてすみません。昨日はちょっとした野暮用がありまして、それで寝坊をですね、ええ……」 　UGNエージェント。勤務態度は非常に悪く、大きなミスや問題は起こさないが怠けに怠けて期日には遅れる、伝える情報を少しだけミスする、待ち合わせなどしようものなら絶対に時間通りに来ないなど、様々な悪名を打ち立てている。 　何でもできるが、そのクオリティが高いとは言えない昼行燈。挙句の果てに昼から行きつけのバーで飲んだくれている始末。何故解雇されないのか不思議なくらいである。 【性格・戦闘スタイル】 「タイムカードは通すだけ、事故なし説教なし案件なし報告なし定時上がり……」 　先述の通りの怠け者。作戦の最中に突然消えることもしばしば。現状維持を何よりも尊ぶ。それはUGNの理念に合っているとも言えるが、彼の場合"現状"そのものが変わり切って仕舞えばその新たな秩序に尽くそうとするだろう。 　昔はごく普通のサラリーマンだったらしい。どれだけ調べても、現在と同じ自堕落な会社員だったという記録しか出てこない。何故オーヴァードになったかは誰も知らない。 　壊れた時計の収集という変わった趣味を持っている。 　戦力としては、敵方の妨害に特化している。彼がその場にいるだけで敵は何も出来なくなるが、彼はそ知らぬふりをして戦場から逃げる機会をうかがっている。 【背景】 「あー、すみません、僕その日支部長から呼び出される気がするんでパスで」 　ただの一エージェントだが、一部では黒い噂も流れている。曰く、彼が支部に出向してきた時期に前後して、本部の急進派幹部が一人事故死を遂げたとか、そのためとある極秘プランが凍結された、とか。UGNのハト派が抱え込んでいる人材の中に"ある作戦を内側から立ち行かなくさせる"ことに特化したスパイがおり、彼がその一員であるという噂もある。 　もちろん、それに関連する証拠は何一つとしてない。 「UGNは最高の職場ですよ。だって……何も変えないことが仕事なんですから」

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