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　とある地域に新設された保育施設の職員。 　かつてはある地域で名を馳せた「蓮田組」の若頭だったが、舎弟のミスの肩代わりになったところ、若頭から外され組長の孫の養育係に任命される。慣れない家事やわんぱく盛りの子供の面倒に苦戦しつつも、無事任期を終える。 　教育係という任から解放されてからというもの、何か喪失感のようなものを感じていた。その何かを探すため住宅街を彷徨っていたところ、自動保育施設の前を偶然通りがかり、子供の声を聴くとその喪失感の正体が判明する。 　裏の世界で生きてきた班目は実力で成り上がり、若頭という地位になってからは部下をまとめたり事務作業など張り合いのない退屈な世界だった。しかし自分勝手でこちらの言うことを聞かない子供という存在が班目の心に火を付けた。 　その後離脱を察したかつての孫の口添えのおかげで、大きな代償もなく組から足を洗う。本来なら組に支払うはずだった多額の金を使い、児童養護施設を開くも、このような恐ろしい見た目の施設に誰も子供を預ける者はいなかった。 　困り果てていたところ、かつて教育係として過ごした時間を思い出す。ヤクザであったがために一般の施設に入れることができない者が多かったことを思い出し、そちらを対象に絞り運営することになる。 　それからというもの、意外とニッチな需要があったのか、かつての組から敵対していた組まであらゆる訳あり家庭の子供が入所する。 　荒々しい子供を真っ当に教育するため、子供達と日夜戦いを繰り返している。 教育方針は【勧善懲悪】、子供同士は同じ釜の飯を食べた家族として「兄弟」と称し絆を育てている。 ◆【命の代償】（オリジナル） 　最近記憶力が落ちていることを自覚し病院へ。診断は若年性アルツハイマー型認知症を発症していることを知り入院することになる。同じくそれぞれの症状で入院した【榎本】【月島】と知り合いになる。同じくしてALSで入院する本間真子のことを先に入院している先輩なので「姐さん」と呼ぶ（謎）。 　初期はそうでもなかった広島弁が突然全面に押し出され、結果キャラが現在のヤクザキャラに変わる。 　その後ジャックと名乗る謎の初老の男性とそれに巻き込まれた被害者、自身に起きた症状の緩和の原因など、多くの謎が明らかになり、解決のために行動を起こす。 ◆【雲の上の街】 　ふわふわと浮かぶ雲の上にいる夢を見て目をみる。夢の中で出会った人影を「親父」と思い込む。昔親父と行きつけだったカフェに向かうと、突如マスターの背後から化け物が現れ、マスターが死亡する。

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