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うえの　こたろう 【特徴表】 3-7：俊敏 回避の初期値がDEX*5→回避：80 2-8：芸術的才能→芸術(料理)：56 あなたは刑事だ。 優秀である貴方は、多才な能力があることから、ひときわ目立つ存在だろう。 その才をもって、あらゆる事件を解決する姿は多くの者を惹きつける。（HO5より） 自他共に認める天才マン。完璧人間。器用なので大体のことはできる（DEX16） それをひけらかす言動を取るがすぐに落ち込む小心者。 「まぁ僕、天才なので」この一言は彼の口癖だが他者にアピールしたがための言葉ではなくどちらかと言えば自信を奮い立たせるための言葉である。プラシーボプラシーボォ！ 自信家たる態度はそれが”天才・上野琥太郎”に求められているものだと理解しての振る舞い。 力があるものは余裕があり毅然とした態度であらねばならない。そう思っている。 【裏HO5】 HO5 (心理学に対する特殊技能【対心理学:50】の補正がつく) 貴方には愛する者がいた。 だが、もうこの世にはいない。 貴方は数年前、家族を持つ女性(男性)と浮気し、間に子を成した。 妊娠したと同時に貴方の手を浮気相手は離し、その恨みから浮気相手の家に放火した。 誰の手でもない、貴方の手で行った報復。 しかし、明らかな証拠があるというのに、その事件が公になることはなく、事故として処理された。 貴方は自身に問うだろう。 ”この両手は本当に正義なのだろうか?” 他 PL から HO5 に対する【心理学】を行った場合、KP、もしくは PL に1d100が発生し、 50以下の数値を出せば、心情を隠すことができる。 初めて心から愛した人だった。 両親から厳しく育てられ、所謂毒親の元で育った琥太郎は愛に飢えていた。 周囲から求められるものも自身の能力のみであると感じており、自身の存在意義に疑問を覚える日々。賞賛の声もどこか虚しく感じてしまう。 そんな中、６年前に彼女と出遭った。 運命の出遭いだと思った。ありのままの”上野琥太郎”のことが好きだと、そう言ってくれるような人だった。 旦那がいるのに自身を選んでくれた。これは、本物の愛だと思った。 駄目だとは思いつつ、その愛に溺れていった。 その結果、最後には何も残らなかった。 何故、離れていってしまったのか？ 妊娠は失敗だったのだろうか。あぁ、俺は完璧とは程遠い間違いを犯したのか。 やはりありのままの”上野琥太郎”が好きだなんて、嘘じゃないか。 その愛が本物ならば離れることなんて、ないのに。うそつき。 目の前が憎しみと怒りとでいっぱいになった。許せない。うそつき。ゆるせない。置いていかないでくれよ。 気付けば、辺りは火の海だった。 とんでもないことをした。どうしよう。自首しなければ。 けれど、犯罪を犯したなんてばれたら、どうなる？ 俺に求められるものは唯一つ”完璧”であることしかなくて。怖い。”天才”の上野琥太郎ではいられなくなる。 どうしようもなく、怖い。 結局彼は、自分の保身を選んだ。 事件が事故として片付けられたことに釈然としない感情を覚えつつ、暴かれることを恐れている。 ”正義”が何なのかは、もう分からない。自分にできることはただ目の前の事件を機械的に解決していくのみ。 今の自分を支えるのは周囲からの賞賛と”天才”としての意地とプライドだけ。 「僕、天才なので」 今日も彼はそうやって自身を奮い立たせ、護っている。

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