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にしお あおな(Aona Nishio)。 【妖精の発見、妖精と心を通わせられる】才能を持つ。(妖精=ゴースト？要は霊感？) 7人兄弟の2番目。家はクリーニング屋。洗剤の粉がトリガーとなり喘息を発症。働き手にならない上、家での療養は物理的にも金銭的にも難しいため、児童養護施設に入所させられた。 幼少期こそ、地元ウェールズのクリックハウエル周辺の児童養護施設に入所、療養していたが、埃などアレルゲンの多い環境からか、15を過ぎても治る兆しがなかった。 思春期になっても起こるひどい発作を見兼ねた施設の大人や病院の人間が、もう少し規模の小さい、清潔な施設に移るよう話を進め、元よりその体質や発作、奇異な才能から人間関係がうまくいっていなかったあおなは、16歳の春、アダムスハウスに入所することとなった。 アダムスハウスに入ってからは、以前より病状は落ち着いたものの、食事制限や運動制限は免れない。 医者いわくかなり酷い喘息らしく、療養のための薬は高額で、西尾家ではとてもではないが手が出せない。 出所が迫る今、将来働くことも困難なのにどうしてくれよう、という不安がある。 居場所を奪われた妖精たちを守りたい、という意思が強くある。たぶん、すこしだけ、居場所のない自分と重ね合わせてしまっているところがある…無意識だけど。 前の施設にいた頃の、居場所もなく、いじめられ、日々を耐え忍ぶ生活で、復讐心を培う。若干の野心家。 アダムスハウスの人々によって絆されつつあるが、ふとしたときに思い出す。妖精の話題になると尚更。 実家は母が1人で切り盛りしている。父親は日本人らしいが、詳しいことは教えてもらえていない。 施設の幼い子どもたちの世話を焼くことがすき。自分は世話を見られない、兄弟のことを思い出すから。 発作が起こりさえしなければ、元気な普通の男の子。普段、病気の影が薄いゆえに、発作時の姿が痛々しい。

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