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榛名愛次郎(はるな あいじろう) クトゥルフ2010 法律家ベース 両親は警察になれっていうだろうけど、将来は弁護士になりたい。 一人称:俺 家族構成:父、母、兄、愛次郎 (父は警察署長で完璧主義、母は専業主婦で兄を溺愛している。兄は文武両道で人当たりの良い優しい人間。) 背が高く目つきもよくないので悪目立ちしそうであるが、人の懐に入るのがうまい。空気が読める、器用な人間。大抵の人とは話せるし、｢第一印象はデカいし怖かったけど、話してみたら良い奴｣とよく言われる。実際話の引き出しも多く聞き上手、よく気も利くし1度話した相手から悪い印象を持たれることは滅多にない。 所謂スクールカースト上位のグループにいるが、中心的存在でも、賑やかしでもない。あまり目立つ位置にいる訳ではないが、グループの中では比較的真面目な方なので先生からもウケがよく、よく気が利くので先輩からも可愛がられており非常に美味しい立ち位置にいる。 しかし実際は裏でタバコを吸ったり、先輩と遊び半分で隠れてピアスを開けたりと割としっかり悪いこともしている。 ーーー 幼馴染の彼が自分のいるグループの人間たちからいじめられていることを知っており、その原因が自分であることも知っている。原因というのも些細なもので、自分が1番でないと気が済まないタイプだった中心人物が、ずっと幼馴染を優先し続ける愛次郎に対してつまらないと思ったことがきっかけだった。だからちょっとだけ虐めて、こいつが愛次郎から離れればラッキーくらいに思っていた。しかしすぐにそれは見つけたのだが、その時に愛次郎は思ってしまった。｢こうすれば俺のことをみてくれるのか？｣。その歪んだ愛の結果、止めることもせず、手も下さずに笑顔でそれをずっと見守るという地獄のような現状を生んでしまった。 いつもいじめっ子達が帰ったあとに迎えに来て、自分を見てくれる彼に対して満足そうに、そして嬉しそうに笑いかけながら手当をしてからお家に送り届けるまでがルーティン。きもちわるいね。 ｢今日も一段とボロボロだなぁ、歩ける？｣ ｢そりゃあ怪我してるんだから、手当するに決まってるだろ｣ ｢できた。さ、帰るぞ！｣ ーーー 彼の根本は｢幼馴染から必要とされたい｣｢彼を守りたい｣である。 愛次郎も器用ではあるが、それよりも出来の良い兄とずっと比べられ続け、どんな良い成績を収めても両親は｢これなら愛次郎もお兄ちゃんみたいになれるよ｣｢愛次郎もお兄ちゃんみたいに頭が良くなったね｣、悪い成績だった時は｢お兄ちゃんはできるのに…｣｢お兄ちゃんみたいに頑張りなさい｣とことあるごとに兄を引き合いに出され、自分を見てくれないと感じていた。 そんな時に出会ったのが、幼馴染の彼であった。どん臭くて、優しい子。初めはちょっとした親切心だった。自分はまだ器用だからいいけど、自分より不器用な彼が少しでも歩きやすくなるようにと手を差し伸べた。そしたら彼は兄でなくて自分を、自分だけを見てくれた！それから彼だけは兄ではなくて自分を見てくれると信じ込み、特別大切に思うように。 そのため、彼のことを傷つけるものはちゃんと除いてやろうと思って小学校から中学1年生までは殆どつきっきりで、もし虐められそうな気配があればうまく取り持ち、事前になくしてきた。 だけどあの時、虐められている彼を助けに行った時向けられた視線。縋るような、助けを求めるように自分だけを見つめる瞳。このままでいれば、彼はもっと自分を見てくれるんじゃないか？そう考えてしまった愛次郎は、彼に始まった苦痛を取り除いてやれなくなった。 なんでこうなったの。 ーーー 通過シナリオ ・ストックホルムに愛を唄え(HO2) ずっと一緒にいるって言ったのに、なんで ―――大丈夫、すぐ迎えに行くからな。 ・誰が為の花葬儀(ロスト)(ハッピーエンド) やっと会えた これからまた一緒にいられる、よかった ……まだ俺のこと、必要としてくれるよな

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