タグ： PSI ドイツ支部

特徴：大酒飲み 彼女は孤児院の八番目の子供だった、姉や兄代わりの年上の義理の兄姉達と一緒に過ごしていた、けれどもその孤児院の本当の顔は歪なものだった、クローンによる戦闘兵器の開発、それがその孤児院の目的だった。 　彼女は八番目の失敗作、そしてエンド個体でもあった、クローンの人間には欠陥があったのだ。30歳以上を越えられないテロメア、人にしては極端に低い耐久性。けれども八番目の彼女は違った、人並みの寿命を、耐久性を持っていてそれでいてなお孤児院の奴らが望んでいた戦闘技能を満たしている。そんな完全な個体が八番目の彼女だった。 　それを彼女の兄姉は隠し通した、無能に見せかけて興味をひかないようにした、時には演技を、時には超常の力を使い彼女を大切に大切に育てた。 　そして時は来る、彼女の兄姉は戦争へと駆り出される、彼女は孤児院に興味を惹かれず兄姉の思惑通りどこかに売られた、その時彼女は一通の手紙を持たされたそれは八番目の彼女へと向けた最後のプレゼント、運命を操る最後の手紙に書かれていたのは八番目の彼女の名前、そして想いと向かうべき場所だった。 〜〜〜〜〜 八番目の貴方へ 　私達は戦闘へと赴きます、貴方は多分、行くべき場所へと行くのでしょう、その施設の名前はマホロバ研究所です。貴方の運命をそう決めたから。 　貴方と過ごした日々を私達は忘れない、とても楽しかったから。また会おうね、八番目の夜を越えて貴方に日の目が当たるようになった時に。 　最後に貴方に名前を送ります、『アハト・ナハト』それが貴方の、いや、アハトの名前です。八番目、単純な名前だけど気に入ってくれると嬉しいな、私達には名前のセンスなんてなかったからこんな単純なものだけど。 　じゃあねアハト、また会う日まで。 　　　　　　　　　　　　　アハトの姉兄一同より 〜〜〜〜〜

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