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シンドローム ウロボロス/ヘルメス　85％ [概要] 傭兵セル“レザボアドッグス”に所属するFHチルドレン。特異なシンドロームであるヘルメスの所持者。 生体破壊に特化した能力を持ち、セル内でも荒事に派遣される回数の多い“壊し屋(クラッシャー)”。 同セルには10歳の頃(チルドレン養成終了直後)から所属しており、古株として地域住民からの信頼も厚い。 (昔馴染みには錬坊、やんちゃ坊主などと呼ばれる) セルの命令に忠実でどのような任務にも真面目に取り組むが、 「助けられる仲間は絶対に見捨てない」 「任務に必要のない暴力は奮わない」 「女性には優しく」 というFHチルドレンらしくないモットーを持っている。 大金が必要な願いは【自由】、つまりは「争いのない世界」 FHの中で生まれ育った錬にとって、争いのない穏やかな日常は夢物語のようなものだ。 歓楽街の人々との交流の中で、彼女たちが語る「日常」「平穏」に憧れるようになった錬は、任務からの引退を望むようになった。 生真面目に上層部に許可を取りに行った彼に提示された条件は、1億5000万という途方も無い額の納金だった。 力尽くでの脱走はできない訳ではない。だが、FHという組織に恩義があるのは事実。 錬はどこまでも真っ直ぐに、任務の報酬を貯蓄し続けている。 (数年にも渡る生活の結果、現在の貯蓄は9000万超) だが、夢の実現が近づくにつれ、錬の中には迷いが生じつつある。 前セルリーダーの死後、衰退を続ける“レザボアドッグス”。古株である錬の存在は、いつの間にかセルの生命線となっていた。 両親を知らずFHの中で育ってきた錬にとって、“レザボアドッグス”は生まれ育った故郷であり、家族とも呼べる存在である。 自分の“夢”が家族の破滅を招く。 それは本当に正しいことなのだろうか？ [性格・容姿] 2m近い長身、歓楽街の用心棒としてスーツ姿がデフォ。目つきは鋭く、不埒な酔っぱらいも思わず身動ぐ。 細身だが筋肉質で身体能力も相応に高い。 寡黙で無表情、どこまでも生真面目だが仲間想いで人情深い。 やや天然の気もあり、歓楽街の住民からは弟のように可愛がられている。 甘党で歓楽街近くのコンビニのプリンが好き。 チルドレンの同期だった少女と共に験担ぎとして任務後に食べていた。 彼女がジャーム化・死亡した今でも、その“験担ぎ”は欠かすことなく続けている。 趣味は図書館めぐりと資格勉強。 また子供の世話も好きで、歓楽街の託児所を手伝うことも多い。 [能力] 『Distant-Movement(念動破壊)』 ・FH内部評価 系統：特殊/物理干渉 　　総合：C 基礎能力：C 出力上限：D- 能力精度：AA 　精神性：A 能力負荷：E 発動範囲：C 能力付与：D 　応用性：C++ “PK-Destructor” 仙導錬の能力。 ヘルメスシンドロームの中でもPSIと呼ばれる分野に発展した能力。彼の脳には生まれつき未知の器官が形成されており、その機能によって、Psychokinesis──つまりは念動力と呼ばれる事象を発現していると推測されている。 射程範囲は彼の知覚範囲と同等だが、本体からの距離が離れれば離れるほど能力の精度・発生速度が低下するため、実射程は数十ｍが限度。直接的な破壊力はやや不足ぎみ。 能力自体のFHからの評価は『特異ではあるものの力不足』といったものであり、現在の仙導錬が発揮する戦闘能力は、彼自身の能力研究・研鑽によるものが大きい。対象の“弱点”をピンポイントに“破壊”する──人体であれば関節・神経・血管……、皮膚や筋肉に覆われた脆い部分を念動力で直接干渉することで、力不足の異能は、対処困難な殺し技へと昇華されたのだ。 HO2 【推奨カヴァー/ワークス：指定なし/ＦＨのワークス】 【シナリオロイス：“ドクターストレンジ”広瀬秋張】【推奨感情：Ｐ任意/Ｎ敵愾心】 あなたはセル“レザボアドックス”に所属するＦＨのオーヴァードだ。 各々の欲望のためとはいえ、全員が同じ方向を向いているこのセルは 思いの外、あなたにとって居心地の良い場所だった。 人間的な情緒を培いづらい境遇も多いFHの環境において、これはある種、 家族とも呼びうるものなのかもしれない――。 常のようなUGNとの戦闘任務。その救援に現れた近隣の支部長とあなたたちは衝突する。 その男の名は、“ドクターストレンジ”広瀬秋張といった。

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