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修行中の割烹料理人 世話焼き気質で困っていると言われなくても、ついつい人の手助けをしようとしてしまうお節介な性格をしている。そのため、人から鬱陶しいと言われることもしばしば。そういった部分は自分でも自覚しており、相手のためを思ってしていることであっても、相手にとってはそうでない時もあるから程々の距離感を覚えなくてはいけないと常日頃から考えてはいる。逆に頼られることに喜びを覚える人間なので、人から頼まれたことはなんでも請け負ってしまう悪いクセがある。そのため過去には便利な奴として都合よく扱われてきたことも多くあるが、それでもいいようだ。 また真面目な性格をしており、努力家。元来の世話焼き気質もあり、学生時代は学級委員や生徒会の庶務など、人があまりやりたがらない面倒な役職についていた。真面目ではあるが、あまり器用な人間ではないので人より努力してやっと人並みになれるタイプ。 ーーー 幼馴染である、西園寺燐兎に片想いをしている。気持ちに気付いたのは成人後、干渉されるのを嫌う彼ではあるが、ちゃんとご飯を食べているのか、まともな生活を送れているのかどうしても心配になりアパートに料理を作りに行った時。 生活感のない部屋で1人ぽつんと住んでいる所を見た時に、自分が幸せにしたい、彼の生活を豊かにしたいと思ったことがきっかけ。 しかし、人との関係性で深い傷を負っている彼に恋情を抱くなんて最低だ。そう思いながらもバレなければ一緒にいるくらい…と思って、週一でご飯を作りに行っていた。しかしある日、彼からセフレにならないかと持ち掛けられて、断っていたもののお酒に酔って身体の関係を持ってしまう。その日はお酒の勢いで相手を傷付けてしまったこと、それなのに幸福を感じている自分への嫌悪感から吐いてしまった。 1度関係を持ってしまったらそれが癖になってしまい、ご飯を作りに行っては時たま彼に誘われるまま身体を重ねてしまう。その度罪悪感と自身への嫌悪感が積み重なり、事後、毎回彼へ謝りながら吐いてしまう癖がついた。吐いている時に彼が背中をさすってくれていることで幸せを感じてしまうが、そんな自分にやはり嫌悪感が募っていく。 自分が相手のことを傷つけていると思っているので、早く離れなくてはと思いつつ、言い訳じみたことを理由にして離れられないでいる。早く死んでしまいたいけど、そんな度胸は今のところない。

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