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警視庁特殊犯罪捜査零課、通称「田知花班」のチーフ。 女ながらに幼い頃から優秀な刑事であった父の背中を追い、持ち前の精神力と腕っぷしの強さでのし上がった現場叩き上げの警部。 男勝りな性格で正義感が強く、犯罪者の動機や生活環境を徹底的に調べ上げ、彼らの人間性に寄り添い根本からの解決を目指す人情派。 どんな捜査中でもハイヒールを徹底し、それでも他の捜査官に劣らない身体能力を有している。 どれだけ飲んでも他人の前で酔っている姿を見せたことがない酒豪。ザルを通り越してワクと称されるほど。 班員皆のことを大切に思い、時には事件解決よりも人命を優先する。 一部からはそのことでバッシングを受けることもあったが、それでも「生きていなくては何事も為しえない」を信念に行動している。 意外と信心深く寺社仏閣巡りが好き。どれだけ忙しくとも元日のうちに初詣は済ませる。 基本的におおらかなたちで多少無礼な態度をとられたところで気にも留めないが、小柄なことを気にしており身長に関して触れられると静かに怒る。 恋人がいた様子はあるが警部になってからはフリーなようで未だ独身。特に結婚願望もなく、「わたしは仕事と結婚してるのさ」が口癖。 〈以下「庭師」秘匿内容〉 相模原　涼とは長年恋人関係にあった。顔の判別のしづらい状態ではあったものの、誰よりも早く彼女であると気付けたのはそのためだ。 同性同士であること、組織内に及ぶ影響を考え表では特別仲のいい仕事仲間として通していた。 漏洩を恐れ思い出の品などは特に持つこともなかったが、たったひとつだけ存在するふたりの写真をお揃いで買ったお守りに入れ、常に身に着けている。 彼女の命を奪った庭師を強く憎み、相まみえるときがくればその場で殺してやりたいとすら思う自分自身を強く嫌悪し、事件を収束させることに集中しようとしている。

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