タグ： 嗤う人間師

ジョシュア・リンチ刑事はスコットランドヤードの警官だ。 傍目から見てもそこそこ身幅があるため、現場に立っていると少し遠目でもすぐ見つけることができるだろう。 髪が少々ボサついていて、前髪も長いので表情がわかりづらい。 また口数も少ないので、ぶっきらぼうな印象を受けるだろう。 （実際同僚には「でかいブリキのきこりのようだ」と軽口を言われることもある） 大柄なのは幼少の頃からで、そんな体躯だからと両親の勧めでずっとレスリングに通っていた。 筋力は平凡であるが、体格に見合わぬ素早い動きと技術で、地元の小さな大会で優勝する程度の実力はあるようだ。 警官になってから上司に「空手も習得するように」と指示を受け、空手の修行も行なったが、 レスリングをやっていたこともあり、技術を会得するのにあまり時間はかからなかったのだった。 警官になったのは、不可解な死を遂げた父の死の真相を探すためである。 そのために大学では心理学を専攻し、熱心に取り組んだ。 彼の父もまた彼同様かそれ以上に寡黙であったため、彼は知らずのうちに少ない言葉からでも意図を汲み取る術を得ていたようだ。 彼のその観察眼で真相が明らかになった事件もいくつか実績として残っている。 とある事件を経て、元々少なかった口数が更に少なくなった。 時折警察手帳に挟まれたカードのようなものを見ていることがある。 -------------------------------------------- ※以下シナリオ参加履歴（ネタバレあり） 「嗤う人間師」HO1 大切な後輩が苦しんでいることに気付けなかった。あの子の願いを叶えられなかった。 彼女を守ることができなかった。彼の前で大切なものを壊してしまった。 警察手帳に挟まれたクローバーのカード。 大切な未来を守ることができなかった『無能な騎士』の証明であり、自身への戒めである。 20201106

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