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PC：秋庭遼一（あきば　りょういち） ○職業・経歴など ・ボクシングのトレーナー。26歳。元ボクシング選手で、膝の怪我から引退し、その後は所属していたボクシングジムでトレーナーをしている。スピーディーに動くことはできないが、パンチ力や体幹は現役から衰えていない。 ・元々身体能力は高かったが、高校時代に友人に誘われて始めたボクシングで才能が開花し、大学でも続けてプロとなる。ボクシングでなければならないというこだわりはなかったが、男手一つで育ててくれた父に負担をかけないために、自分の力で進める道を選んだ。 ・現役時代はライト級（58.967～61.235㎏）の選手として活躍していた。リング上で闘う姿と、その後のインタビューでの姿の差があまりに激しく、その点でも少々名が知られていた。現在はトレーナーのため、かつてリング上で見せた姿を見ることはできない。 ・引退後は無理なリハビリを続けていたが、恋人である橘風花に怒鳴り飛ばされ、肩の力を抜くことができた。ゆっくりとリハビリを続け、その過程でトレーナーという次の道を選ぶ。 ・トレーナーとしては、穏やかで人のよさそうな物腰から、ボクシング初心者の指導にあたることが多い。指導のスタイルは褒めて伸ばすタイプ。必要な場合は食事や日常的なトレーニングの細かなアドバイスを行うこともあり、その真摯な仕事ぶりからも、年代性別を問わず慕われている。 ○外見・身体能力など ・身長185㎝、体重68㎏。セピア色の髪と瞳。トレーナーになってから１年以上経っているが、身体は衰えておらず、大柄で筋肉質な体格をしている。 ・かつての試合での負傷で、右の眉と瞼を縦に通り過ぎるように傷がある。 ・引退の理由となった膝の怪我は日常生活に支障がない程度には回復しており、普段の様子を見る限りは怪我の後遺症があるようには見えない。しかし、機敏な動きは難しく、全力で走ることも難しい。 ・仕事柄、ジャージやトレーニングウェアを身に着けていることが多い。色合い的には黒地のものが好み。私服はカジュアルなものが好きで、怪我のこともあり、パンツは少々ゆったりしたものが多い。スーツなど、カチッとしたフォーマルな衣服は少々苦手。 ○性格・思考・行動原理など ・平素は非常に落ち着いた物腰であり、現役時代を知らない人間からはボクシング選手だと信じられないほどに穏やかな性格をしている。激しく感情を出すことは少なく、大抵の物事は受け止めて、対処したり流すことができる。聖人君主ではないが、出来得る限り正しくあろうとしており、悪意や理不尽には静かに怒りを表すこともある。 ・力で我を通したり、他者を従わせようとする人間は特に嫌っており、そういった目的でジムにやって来た人間には徹底的に厳しい指導を行う。基本的には言葉とトレーニングでわからせるようにしているが、どうにもならない場合はやむを得ず鉄拳制裁を選ぶこともある。 ・ボクシングはあくまでもスポーツとして取り組んでおり、戦うことでテンションの上がるタイプではない。むしろどこまでも冷静になるため、リング上では完全に表情が消える。リングを下りてからの穏やかな微笑みとのギャップが空恐ろしいとすら評されていた。 ○人間関係 ・橘 風花（たちばな ふうか） ２歳年上の恋人。大学の先輩で、風花さんの卒業間際に秋庭から告白、付き合うようになった。現在は同棲している。仕事は、スポーツ用品メーカーの営業。 どんな時も秋庭を支える、意志の強い女性だが、少々抜けているところもある（仕事上でミスをすることはないが、日常生活でのうっかりがある感じ。「夕ご飯はカレーにしましょう！」と言って、ジャガイモを買い忘れてくる感じのうっかり）。 お互いを呼ぶ時は、「遼一くん」「風花さん」呼び。 怪我の後、落ち込む様子を見せず必死にリハビリに打ち込む秋庭を献身的に支えていたが、無理を押してリハビリを続ける姿についに我慢できず、「遼一くん一人くらい私が背負えるわよ！　馬鹿にしないで！」とブチ切れ、ど突き飛ばした秋庭を背負おうとして、ぺしゃりと潰れた。秋庭も思わず笑った。それをきっかけに秋庭も肩の力を抜き、トレーナーという道を選ぶことができた。 とうにアラサーなので、正直プロポーズを待っている（秋庭としてはプロとしての仕事が落ち着いたらプロポーズをするつもりだったが、怪我や引退の件でなかなか踏ん切りがつかず、現在に至っている）。 ＜イメージセリフ＞ 「おかえり、遼一くん。晩ご飯は肉じゃがよ（カレールウを買い忘れた）」 「えっ！？　今日休み！？　えぇー、起きちゃったぁ」 「大丈夫よ、遼一くんは強いもの。私が一番知ってるわ」 ・秋庭 正一郎（あきば しょういちろう） 父親。遼一の出産時に母親が亡くなり、以降男手一つで彼を育てた。仕事は、高校の国語教師。 寡黙だが、その穏やかな性格は秋庭とよく似ている。感情的にならず、思慮深いところは秋庭が理想とし、手本としている。 秋庭がボクシングを始めた時はあまりいい顔をしなかったが、真摯に練習を続ける姿を見守り続けた。そして、見に来てほしいと乞われた試合を観戦し、「お前が思うようにしなさい」と彼の道を認めた。 現在は妻と秋庭と暮らしていた一軒家で一人暮らし。時折、秋庭と風花が訪ねている。 ＜イメージセリフ＞ 「よく来てくれましたね、風花さん。いらっしゃい。遼一も、おかえり」 「私が言うもの無粋だが、あまり待たせるものではないぞ」 「何を思って拳を振るうべきかは、お前が一番わかっているだろう」 ○その他 ・怪我の一件から、医学や人体に関する知識を増やそうとしている。 ＜参加シナリオ＞ 『まずはダイスを振れ、話はそれからだ。』／生還 ・突如として訪れた非現実的な状況、戸惑いつつも進むことができたのは、ちょっと不思議な“彼”のお陰だろう。最後に「ありがとう」の一言を送れなかったことを、少し後悔している。けれど、その記憶も後悔も、目覚めた今となっては曖昧になってしまった。 『俺の注文したオムライスが動いてるんだが』／生還 ・たまには外食でも、なんて気を起こすんじゃなかった。風花さんのオムライスが食べたい。

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