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‘ 　✦✦✦　───────────────────────────────────────────────　✦ 　✦✦ 　✦　　　　　　愛を恐れることは、人生を恐れることだ。 　　　　　　　　人生を恐れるものは、すでにほとんど死んだも同じだ。 　　　　　　　　To fear love is to fear life, and those who fear life are already three parts dead. 　 　✦　─────────────────────────────────────────────────　✦ 　 ▓ 　𝗗𝗔𝗧𝗔 - 𝟭 　　　ベース　　：　ディレッタント - [ EDU*20 ] :: 運転(自動車)を[ 値切り ]に変更 　　　特記　　　：　[信用]に+10%。地元のさまざまな同好会やクラブの会員だったり、コネがある。 　　　特徴表Ⅰ　：　前職 - EDU*3%を前職としてPLが決めた職業上の技能に割り振る事が出来る。 　　　　　　　　　　【　EDU*3 - 57 // 値切り:57　】 　　　特徴表Ⅱ　：　奇妙な幸運 - ランダムに目標を攻撃する際、その対象から除外される。 　　　　　　　　　　　　　　　　ただし、単独で攻撃される場合や範囲攻撃の中にいた場合はその対象となる。 　 ▓ 　𝗗𝗔𝗧𝗔 - 𝟮 　　　誕生日　　：　XX月XX日（　http://365x7.net/day/　） 　　　カラー　　：　色名 - カラーコード 　　　好き　　　：　 　　　嫌い　　　：　 　　　関係　　　：　 　 ▓ 　𝗠𝗔𝗗𝗡𝗘𝗦𝗦 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　--- 　 ▓ 　𝗠𝗢𝗥𝗘- 𝟭 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　旧姓"菊池"律子は、画商の娘だ。子どもの時には父について個展や美術館を回り、多くの芸術に触れてき 　　　た。娘の食指は絵画に限らず音楽などにもよくよく動き、その指は五線譜をなぞったりレコードに針を乗せ 　　　ることも侭あったという。そうして様々な芸術に触れてきた結果、より強い興味が向いたのは音楽の方だっ 　　　た。小学生だった時分には母にピアノを習いたいとねだり、ピアノ教室に通い出したものだ。──しかしそ 　　　うして続けていたピアノも、母が居なくなると共にやめてしまった。やめさせられた、の方が正しいだろう 　　　か。その原因である父は同じ芸術という畑でも絵の方に進ませたかったようで、母が居なくなったその機を 　　　幸いとしたようだ。母は中学にあがってすぐに家を出ていってしまったが、その理由が男関係であることは 　　　子どもながらにぼんやりと理解している。どうして母は出て行ってしまったのだろうか、そこまではわから 　　　なかった。 　　　　そうして疑問や我慢を覚えながら育てば、可もなく不可もなくといった性分へと行き着いた。目立つこと 　　　は苦手で、日々細々と暮らしている。語気の強い人や勢いのある人を相手にすると気圧される事が多々ある 　　　ものの、それは他人より幾らか臆病な性格こそが起因した。反発して顰蹙を買うこと、攻撃の対象となるこ 　　　とがおそろしいのだ。普段も辛うじて"普通"を装っているだけであり、常に心臓は重たく鳴るばかり。正直 　　　なところ、菊池律子の心の"根"はあまりに貧弱だった。 　　　　臆病者は、自ら"こい"に手を伸ばすことはない。──5年前、父の紹介で知り合った男性と結婚。当時通っ 　　　ていた大学は、ピアノ教室と同じようにやめさせられてしまった。夫となる人が、常に家に居てほしいと望 　　　んだからだ。相手は新進気鋭の画家で、画商である父との繋がりを求めた人だった。父も父で、期待の新人 　　　である夫とのパイプとして娘を使ったのだろう。そういった憶測が立つほどの強引さで、話を進めていたこ 　　　とを覚えている。あるいは自分が紹介した相手と結婚させることで、娘が遠くに行けないようにしたのだろ 　　　うか。──真相はわからない。わからないけれど、逃げる事は出来やしなかった。 　　　　夫婦生活を振り返ってみれば、何も悪いことばかりではなかったように思う。夫と過ごす時間が増えれば 　　　増えるほどに夫は愛を深めてくれたし、インドアな趣味ばかりの律子に比べ夫はアウトドア派な人間だった。 　　　インスピレーションを高める為、外へ出るのだという。様々な場所へ旅行に出掛けたし、写真も撮った。世 　　　界が広がる楽しさを知ることが出来たのは、大きな収穫だっただろう。でもきっと、そこに能動的な愛は無 　　　かった。定められた道を進み誰かに手を引いてもらうばかりだった人生に、"自分から"動く選択肢は無いに 　　　等しいのだ。──しかしそうして自らはたらきかけることを怠った代償だろうか、2年前から夫の態度に違和 　　　感が出始めることとなる。個展を開く為、スタッフたちとミーティングが頻繁に行われ始めた時期だ。チー 　　　ムには若い女性が多く、彼女たちは夫の才能を女性らしい明るさで褒め称えることが多かった。それは決し 　　　て、律子自身には出来ないことだ。何せ、恥じらいを多分に含んでしまうものだから。賛辞を受けて喜ばな 　　　い者は居ない、わかっていた。だからこれは浮気ではない、理解もしている。仕事に関わる時間であるだけ 　　　に意見も出来ず、日に日に夫から自分への興味が薄れていくのを感じるばかりだった。 　 ▓ 　𝗠𝗢𝗥𝗘- 𝟮 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　いつしか未だ多くの興味を持つ年頃だというのにすっかりと家にこもるしか出来なくなっていたが、変化 　　　の切っ掛けはまたも受動的な女のもとへ舞い込んでくる。ある日、高校の同窓会開催の報せが届いたのだ。 　　　細々と繋がりのあった旧友からも共に参加しようと声が掛かり、夫への確認の後に参加を決めたことをまだ 　　　覚えている。──同窓会に行けば、綺麗になったと褒められた。昔から綺麗だとは思っていたがなどとは、 　　　本当のことかわかりやしない。しかしそれでも、ちやほやされて満更でもない自分が居ることに気付いてし 　　　まったのだ。──すっかりと話に乗せられ酒もすすみ、このままでは危ないと女だからこその危機感を覚え 　　　た折、逃げるように行き着いたのが"彼"だった。学生時代には同じ委員会に所属し、当時然程異性と交流を 　　　持たなかった女が唯一気兼ねなく話せた相手である。彼に駅まで送ってもらうと言い訳をしては会場を離れ 　　　たは良いものの、駅に向かう途中で何を血迷ったか"帰りたくない"と言ってしまった。これが所謂"お誘い"に 　　　あたるのだろうと気付いたのは言い終えてからだったが、誤魔化すことも何もしなかったのは生まれて初め 　　　て"故意"に手を伸ばす過ちを経験したいと希ってしまったが故に。 　　　　夫との肉体関係は疾うに薄く、ホテルのやわらかな明かりのもと身体を暴かれることすら初めてだった。 　　　久々に"妻"から"女"になる感覚にあわだつ肌にまとう快感の、なんと甘美なものか。互いに酒の勢いもあっ 　　　たのだろうが、人生で一等の興奮を覚えた夜には違いない。──それからは定期的に顔を合わせ、まるで恋 　　　人のようなやさしい"デート"を繰り返した。この関係を続けるさなか、夫から綺麗になったと褒められたの 　　　は1度や2度ではない。女である自分を取り戻し、美しくなれることが嬉しかった。相手も相手で子どもが出 　　　来てからはすっかりとセックスレスに陥っているらしく、従順に言うことを聞く女を都合のいい相手として 　　　みているようだ。純粋な愛情は無いが、しかしそれが丁度良い。褒められた行為では無いと心得て尚、知っ 　　　てしまった罪の味は忘れがたい。また、不倫とはいえ積み重ねた時間があるだけに離れるという選択肢へ踏 　　　み切るだけの勇気もなかった。この関係がばれてしまえば夫から離れられるかもしれないという甘い展望も 　　　また、毒につまさきを浸し続ける理由のひとつだろう。母と同じ道を辿って漸うその気持ちの一端を知ると 　　　は、何とも皮肉なものだ。──母もきっと、女としての人生をやり直したかったに違いない。 　 ▓ 　𝗠𝗘𝗠𝗢𝗥𝗬 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　落ｲ5者 ：　八坂音丸、鈴宮幸歩、根廻道長、蟻獄煙士 　 ▓ 　𝗦𝗞𝗜𝗟𝗟 - ◆𝗝𝗢𝗕 / ◇𝗜𝗡𝗧𝗘𝗥𝗘𝗦𝗧 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　◆　乗馬 　　　　　夫と旅行をした際にやった遠乗りがお気に入り。何度か経験している。 　　　◆　信用 　　　　　画商の娘として、そして画家の妻として挨拶する機会も多くある。 　　　◆　ほかの言語(英語)・芸術(ピアノ) 　　　　　教室に通っている時間が昔は一等楽しかった。 　　　◆　法律 　　　　　金銭にまつわる部分だけでも、さらっておいて損はない。 　　　◇　回避・応急手当 　　　　　旅行先には山や海も多く、虫や蔦を避けたことも。小さな傷は悪化しない内に。 　　　◇　杖・目星 　　　　　ゴルフの経験が2度3度。楽しいが得意ではない。 　　　◇　精神分析・医学 　　　　　家を出た母の気持ちを知りたくて、大学は医療系へ。 　　　　　 /) /) 　　　　　(　•ㅅ• ) 　　　　￣￣∪￣∪￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　　　　　　以下、メモとネタバレ注意！ 　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　＿　🐢　...　..　. 　 ▓ 　--- 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　夫　　　　　：　隆文（たかふみ）　30代半ば / 画家 　　　不倫相手　　：　　　　　　　　　　同い年 / 家庭有 / 落ｲ5者通過後に関係を切る 　 ▓ 　𝗳𝘂𝘀𝗲𝘁𝘁𝗲𝗿 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　ひとこと　：　URL 　

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