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はなぶさ　なおや/桔梗草（優しい愛）　誕生日6/22 仲の良いNPC(姉)：英京香（はなぶさ きょうか）　尚也の2歳上 職業ベース：基本ルルブ「医者」 両親の顔は覚えていない。親戚だっただろう、英家に引き取られ、虐待されていた記憶が一番古い記憶だ。 それまでその家で虐められていたのは京香だった。 わがまま、言うことを聞かない、などの子供らしさが嫌いだった義両親は、ことあるごとに京香を殴り、痛めつけていた。 親戚のお姉ちゃんが大好きだった彼は、それを悲しんだ。 大好きな小さな顔に、あざができる。 きれいな細い腕に、傷ができる。 耐えられなかった彼は、懇願した。 「ぼくがかわりになるから、きょーちゃんに、てはださないで」 そのころには京香はすっかり”聞き分けの良い子ども”になっており、ストレス発散がしたいだけの義両親は快く標的をすり替えた。 そこからようやく事態が発覚したころには、彼の傷は一生残るものになっていた。 そんなのは気にならなかった。自分の傷など、どうだってよかった。 孤児院に京香と二人で入った彼は、そこで始まる子供同士の争いも、京香を巻き込むことなくかわし続けた。 時に巻き込まれても、絶対に京香に手出しはさせなかった。 暴力を見て彼女が思い出さないように。絶対に。 屋敷にきて、共同生活をし始めて、将来の事を考え出して。 お金はなかったなりに、彼女を守るためだけに、医者になろうと決意した。 決意した、矢先の事だった。 「ここに、いれなくなっちゃった」 「ばいばい、なおくん」 ずっと一緒にいれると思ってたのになぁ。 ばいばい、きょうちゃん。 そこから勉強はしているものの、大学には通っていない。 「優しい愛」は、自分には向けられない。 勝手な年表 3歳…虐待を受けていたころ 4～5歳…孤児院にいた 5～7歳…屋敷で共同生活はじめる 16歳…京香がいなくなる

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