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警視庁特殊犯罪捜査零課班長。班長には年齢で選ばれたんじゃないか？と思ってる節がある。自分としては人の上に立つのは向いてないと思っているので班長の座は譲れるなら譲りたい。 表立ってリーダーシップを発揮することはあまりないが和を以て貴しとなすまとめ上手。空気を和ませるためにわざとおどけたりするタイプ。 人のことはお節介を焼く癖に自分のことは喋らない知られたくない大丈夫だから放っておいて欲しい。 両親の仲が悪く、幼少の頃に広海を置いて母親が家を出ていった。 当時の父の素行は非常に悪くそうしても仕方ないと思っており母を恨んだりはしていない。 父がクズだったので自分もそうなるんじゃないかという思いがありずっと独り身で通している。 涼とはまだ彼女が学生の頃、母親の葬式の時に初めて出会った。 妹がいることは知っていたが関係的に気まずいしかかわる理由もないので知らないふりを決め込んでいた。 葬式も行かずに香典だけ送るつもりだったが、涼から顔だけでも見てやって欲しいと連絡がきて出席した。 それからというもの一人っ子でずっと兄弟が欲しかったという彼女に何かと絡まれるようになる。 最初は少し鬱陶しいと思っていた広海だが彼女の持つ明るさや温かさに絆されて定期的に連絡を取るようになっていた。 ただ誕生日にそこそこ高価な物をねだられるのは勘弁してほしいと思っている。 その当時母も父も亡くしていた広海を思っての行動だったが広海はそのことを知らない。 彼女が警察官になりたいと言い出した時は全力で反対した。 あの時止めていればと今もずっと後悔している。 ------------------------------ 『煙煙と語らう』 ▷AF「オカノの煙草」 愛煙家の魔術師が独自に作成した煙草。 1箱につき10本入っている。吸うと不思議と頭の中がすっきりし、1本につき5%〈アイデア〉の値が一時的に上昇する。

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