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豹紋組お抱えの医者。 主に精神面のケア、負傷時には縫合から簡単な手術までこなしている。 しかし構成員のほとんどが健康優良児すぎるため、暇を持て余しているとかいないとか。 普段は良く陽の当たる縁側でゴロゴロするだけの明るいぐうたら親父。 ぐうたらしすぎて最近太りました。肥満1度やと思う。(自己健康診断結果) 稼ぎが少ないわけでもないはずなのになぜか日頃から構成員に冗談半分で物をたかっている。 リアクションがデカいので人より良く怪我をする。多分あほ。 10年前、かつて医者の卵として働いていた彼には7つ歳の離れた妹がいた。 両親を早くになくしたハダラにとって唯一の肉親だ。自分よりもしっかり者で、美容師になるのが夢だった。 「ひさしぶりに会いたい」と連絡をよこした妹に聞いた待ち合わせ場所に向かうと、妹は変わり果てた姿で救急車に運び込まれている。 「男と揉めていて女が川に落ちた」「男は逃げたようだ」周りの人々は口々にそう言った。 橋から川に落ちたとき打ち所が悪かったのか、妹は植物状態となってしまう。 犯人の男は警察の捜査もむなしく1年たっても捕まらなかった。 失意にくれたハダラは仕事をやめ、眠ったきりの妹の世話をしつつ犯人捜しを始める。 男は極道者、顔も割れているが居場所がつかめない。 一週間後、男を見つけた。朝のニュース番組で取り上げられていた。死亡したと。 どうせならば自分の手でこいつを殺したかった、今までやってきたことは何だったのか。 自分も死んで向こうでもっぺん殺すか。なにをトチ狂ったか、ハダラは酒をあおり妹が落とされた橋から川へ身を投げた。 次に目を覚ますと目の前に自分に向かい頭を下げている男がいた。 豹紋組の組長だという。妹に無体を働いた男は豹紋組構成員だったとも聞いた。 「親父である自分の目が曇っとったせいや、憎けりゃどうとでもせえ」 ハダラはまたなにをトチ狂ったのか「俺がお前ん組一生見張ったるわ阿呆ボケ!!!!」と啖呵を切ったところそれが組長に気に入られ今に至る。 組長のことは別に悪くないと思っているし、反りも合うし漢気もあるので尊敬(？)している。 稼ぎのほとんどを妹の生命維持に充てているため素寒貧。(組長が負担すると言い出した時につっぱねた) いつか目ェ覚ましてくれるとええなァ。

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