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内職：音楽（敏捷+精神-１） ・羊飼いの歌（草原又は丘陵取得まで効果なし） ・草原の歌 みならいドラゴンとマザードラゴンの祝福（シンフォニッククリスタル）：毎日のコンディションに+1 ●設定 ・褐色肌で痩せぎすの大男。肩・腕・背中・脚部に幾何学模様や魔術式のような刺青がある。 ・普段はぼんやりとした口調で話すが、感情的になると口調が少々高慢になる。一人称は「僕（私）」二人称は「きみ（おまえ）」 ・旅人マリー・セレーヌへ向ける感情がヤバい。 ●詳細 ・「こちらの世界にはないものがたくさんある世界（現代日本に近い）」に「飼われて」いたヒトでないモノ ・元いた世界では常に狂化状態であり、りゅうたま世界にいる間のみ理性を取り戻していた ・初めにりゅうたま世界（鯨界キャサラト）に迷い込んだ際は世界を守護する季節の竜によって一度はその身を燃やされている ・その時、旅人マリー・セレーヌと出会い、互いに再会を強く願う関係となった ・旅人マリー・セレーヌが彼と共に世界を旅することを竜人に願ったため、ただの人間として旅することとなった ●他 好きなもの：マリー・セレーヌ、マリーの音楽、チーズ、穀物、羊 嫌いなもの：イカ、タコ 属性：混沌・中庸 ●前日譚 「おはよう。アベル」 何十日目かのことだった。ふいにその声に応えてみようとした。気まぐれのようなものだ。 兄は優しく目を細めていた。いつものような強烈な怒りがその日だけは和らいでいた。 「アベル、おまえを心から望む者がいる」 （そんなものはいない。すべてこわしてうばうだけだ。おまえのしたように。） 「私を憎んで、許さなくとも構わないよ。 　…ただそれだけを遺したらおまえは、おまえが愛する人のところへ還りなさい」 （ゆるさない。ゆるさない。カイン） 「私の愛しい弟。おまえに会いたいと願う者の声は、その歌はおまえの耳にも届いているはずだよ」 （そんなこえはない。そんなうたはきこえない。ひつようない） （ちがう。ちがう。まりー。マリーに会いたい） 兄は何度も語りかけてきた。幾度にも渡る拒絶はとうとう届くことはなかった。 兄はやがて呆然とする私を抱き締めた。燃え尽き灰となる時まで、私の耳にあの歌が流れていた。

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