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__裏社会......その中でも特に、"超人"と呼ばれる者たちの中でその名を囁かれる、巨大組織がある。その名は、オーヴァードマフィア・Enlargement。レネゲイドが拡散した数年後、突如裏社会に現れたその組織は、レネゲイドおよびオーヴァードの力を利用し、裏社会を牛耳り、裏社会からの世界を征服することを目的としている。主な活動は、オーヴァードの能力を使った金儲け、傭兵としての構成員の貸出し、裏社会のオーヴァードへの"仕事"の提供など。新参であるがかなり大きな組織で、ほかのマフィアや裏社会の組織、ギルドなどとも繋がりがある。 事実として、『Enlargement』が裏社会のオーヴァードにとって「良い取引先」であることは事実だ。また、構成員たちも強力なオーヴァードでありるが、FH、UGNのどちらにも肩入れすることはなく、基本的に協力もしないというスタンス。邪魔ならばどちらも容赦なく始末する。 そして、そのEnlargementを統べる長こそが彼、榊だ。本名は不明だが、自ら榊と名乗り、構成員からは様付けで、裏社会では「サカキ」と呼ばれている。一応表向きは貿易会社『Expansion』の代表取締役という顔を持っているが、基本的に表舞台に姿を表すことはほとんどない。裏社会に敵ができた場合も、殆どは部下に始末を任せ、彼自身が場に出るようなことは珍しい。 性格は尊大で傲岸不遜。しかし器は大きく、カリスマ性もあるため構成員からは忠誠を誓われている。基本的に有能な者は好き。面白いやつも好き。自分に付き従う人間も好き。なのでよほどでなければ部下を捨てることはない。 基本金儲けのことを考えていて、金>>>>>>道徳。正義だとかクソ喰らえである。わりと「面白そう」で行動したりする。 『Enlargement』を立ちあげるまでに彼が何をしていたか、その前半生はほとんど知られていない。しかし『父親を殺し、父親が率いていた会社の社長の座を奪った』『1人でマフィアひとつを壊滅させて自分のモノにした』など様々な伝説が飛び交っている。がそのほとんどは信憑性はない。その放つオーラから只者ではないことだけはわかる。 彼いわく、とある名家の私生児だったらしく、幼い頃は苦労が多かったようだ。 現在は日本を拠点にして活動をしている。7年前に、路地裏でUGNに敗北し、逃亡中だったFHエージェント・必殺の刃"スラッシュブレード"を拾い、自分の養子にし、「榊 斬獲」という名前を与えた。その理由に関しては「気まぐれ」と言っている。 レネゲイドそのものに因子を含ませて形成した、「地球上には存在しない生物」を常に周りに置いている。その生物一体一体に意識があり、半分レネゲイドビーイングのようなもの。みな榊に従順で、榊自身もその生物たちを可愛がっている。ただしその生物達を直接戦わせることはあまりなく、どちらかといえば相手の妨害などに使う。 額に赤い石のついたクリーム色の大きい猫のような生き物を膝に置いている。

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