タグ： 闇鍋

古より伝わる鶴喰流抜刀術を今に伝える伝道者 陶器のような白い肌に艶やかな黒髪を肩まで短く切り揃えた13歳の少女。愛らしく整った顔立ちをしているが眼光鋭く凛とした佇まいから、 抜き身の刀か、牙むく獣を思わすやや近寄り難い印象を懐かせる。 生家を追われ野垂れ死に掛けていたのを ＵＧＮに保護され四条一二三の保護観察の下、 ＵＧＮ管轄下の学校施設に通う。 普段は今にも吹き消えそうな儚ささえ感じさせるほど生気がないが、1本筋の通った強かさがあり、それが成すべきことと思えばどの様な困難を前にしても臆することなく前へと斬り進んで行く。 戦闘においてもその気質は遺憾無く発揮され 一度剣を握ればになると凶暴なまでに刃を振るいミネルヴァ戦では倒れてもその戦意がぶれることは無かった。 しかしその強さは裏を返せば いくら刃を振っても満たされない衝動 ｢飢餓｣に、自分が呑まれる事への｢恐怖｣であり それは脅迫的に｢強くあること｣を自らに課している。 enlargementとの一連の共闘は彼女に大きな影響を与えていた。将来的に見れば修羅となり己の破滅の要因なり得ていた｢孤独に1人で強くあること｣への強迫観念は薄れ、他者へ心配りできる程の心の余裕さえ彼女にもたらしたのだ。しかしそれは同時に彼女が今まで無慈悲の内に積み上げてきた己の強さの根幹を揺さぶる鬼門になりえてしまうだろう。 混沌極める神魔との決戦を前に彼女は最後まで迷うことなく刃を振るえるのか…… 易くは見通せぬ行先はさながら混沌、 闇鍋の中である。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ