タグ： あしかあざらし Koku卓 夜想曲 木こり メイド

元木こりのメイド 　職業技能は農林業従事者で取得しているが、 製作→生物学に変更している。 KPの指定で不可である場合は、そのシナリオ中生物学を初期値に変更する。 　趣味技能はメイドより取得。 アルゼンチンのリトラルという森林地帯の小さな村で幼少期を過ごす。 家族は父母弟妹で林業を営んでおり、彼女も率先して仕事や弟妹の世話を行う素直で真面目な子供だった。 貧しかったが、健やかで目まぐるしい日々を楽しんでいた。 忙しい彼女の安らぎは森で見かける動物たちだった。 特に12歳の春先に懐いてくれた子犬のような子はとてもかわいかった。 あまりにも可愛かったため、彼女は両親へ彼を飼うことをお願いする。 逼迫した家計を理由に最初は拒んだ両親だったが、彼女のささやかな甘えに最後は頷いた。 それから彼女の生活は癒やしに満たされ、更に明るく充実した。 危険な仕事柄、子供と言えど緊張感に苛まれる仕事も、近くで彼が見守ってくれている状況が彼女の使命感を燃やした。 癇癪や夜泣きを起こす弟妹とも彼がじゃれて和ませてくれた。 しかし、ある朝弟妹が癇癪をおさめず彼を殴った。 彼女は二人を注意するがそのまま止まらず殴り続ける。 彼は家から逃げ出した。 彼女は弟妹に泣きながら怒り、彼を追いかけた。 しかし、村や森の作業場などどこを探しても彼は見つからなかった。 悲しくやり場のない怒りの感情を持ちながらも帰宅する。 するとそこで待っていたのは高熱で床に臥せる家族の姿だった。 家族は朦朧としながら彼女に伝えた。 「化け物がやってくる」「あいつを殺せ」「あの獣に殺される」「早く殺せ」と。 一度立ち上がった父親は彼女の手を引き、作業用のチェーンソーを彼女に持たせた。 「これでみんなを殺してくれ」 父は笑っていた。 その直後、村の人々の気持ち悪い笑い声や叫び声が木霊する。 それと合わせて、熱に浮かされながらも狂気に満ち笑う家族が家から出てくる。 悪魔を殺せ 彼女は歯をガタガタ震わせながらエンジンを引いた。 もう彼女は自らの思考で判断を下すことを諦めていたのだ。 どこからか、あの獣の遠吠えが聞こえてくる。 その声が聞こえる間、彼女は自分に敵意を示して殺そうとしてくる者を全て殺した。 しかし、それは一晩かからなかった。 家族を含めた村人全員が謎の高熱で死んだのだ。 高熱、震え、高揚感、幻覚。 これらは狂犬病だった。 まともな学習が行えなかった村で起きた悲劇の渦中に彼女はいた。 あの獣は帰ってこなかった。 彼女はその後の記憶が薄い。 公立病院で入院し、精神科医が付いて幾ヶ月が過ぎてから自我が戻ってきた。 彼女は退院後、現主「ルシア・フェレーロ」お嬢様（現21歳）に誘われて庭師としてメイドを行っている。 昼は庭の世話、夜は図書室に籠もり少しずつだが確実に学習を重ねた。 主や周囲の仲間に享受されながら、勤勉に努めた。 悲しいことをこの新しい家族から跳ね除けるだけの強さがほしいから。 彼女にとって、造園とは宝物を守るための箱庭なのだ。 まとめ 昔は木こり 自分のせいで村中狂犬病で死亡 自分だけが生き残り 現在は庭師

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