タグ： 梅二

そこそこ有名な芸能事務所のモデル。幼馴染のクロくんと同居もとい同棲中。 仕事のスケジュールはマネージャーさんにほとんど丸投げしているが、優秀な人なのでそこそこ休みが取れるよう調整してくれている。有難い。 クロくんと両想いになってからは背中ばっかり追いかけている気がしてちょっぴり欲求不満。 でもクロくんにお仕事無理してほしくはないので、出来る限り家事とか請け負ってるつもり。つもりだ。 ----- 好きだと自覚したのは高校の文化祭の時。同じクラスではなかったけれど、部活でも出し物をやることになってパソコン部で劇をやることになり、クロくんが王子様・僕がお姫様の役をやることになった。 姫役は他薦。美形だったとかなんだったとかよく知らないけど、いつの間にか白羽の矢が立ってたし女子は大喜びだったらしい。あんまり興味はないけど。それよりも、クロくんが王子様だなんて締まらないな～ちゃんと笑わずに役できるかな～まぁ顔立ちかわいいからな～とか思ってたのに、いざ演技してみると自分より広い胸板とか抱き締める二の腕とかふとした時の声の低さにドキッとしちゃって。これは恋なのかいやでも、と悩み続けた高校1年の夏はいい思い出。 帰りながら一緒にアイス食べた時も舐める舌に釘付けになったのも、卒業前に何かと恩をつけてルームシェアの約束を取り付けたのも、全部あの腕にまた抱き締められたいと思っちゃったから。顔には出さないようにしてたけどね。隠せてたかは知らないけど、それが僕とわからないように振舞うのは得意だったよ。 モデルになったキッカケは、クロくんが卒業した後の高校2年の春に、ぼーっとしてたところを勝手にクラスの女子に撮られて「儚げ男子モデルコンテスト」なる雑誌の企画に投稿されたことから。いやいや儚げというか気だるげというか、君達が言ってたその魅力全部クロくん不足というか喪失からの感情だからね！というわけで、僕がモデルになったのはクロくんのせいってこと。その後は意外に楽しかったのでのらりくらりやらせてもらってるよ、お金もだいぶ貯まるしね。 女性経験があるか、っていうとある。もちろん仕事の付き合いというか雰囲気的なものに流されただけで、本番まではしていないよ。タッチだけして微笑んで、終わり。事務所だってプラトニックなモデルのほうがいいわけだからそこは強要されなかったよ。顔が良い人に微笑まれれば誰でも許しちゃうらしいね？もちろん男性経験もなし。誘われたことはあるけれどスルーしたよ。（ちなみにセクハラは結構されてるが明紀本人は気付いていない） 傍から見たら口数少ないと思われがちだけど、実は心の中の声がうるさいタイプ。クロくんを見つめながら（あ～～かわいいな～～だきしめたい～～）って思ってる。秘密の話。自白剤とか素直になる薬とかがもしあったら僕破滅しちゃうかも。恥ずか死。 実は痛くて強引なのが好き。自分を捕まえられるもんなら捕まえてみろって思ってる。なお美形が故に遠巻きにされている節があるため、痛い思いも無理矢理何かされた経験もない。でも好き。そういうことをされる想像をしながら撮影に臨むと大体一発OKと大称賛を貰える。酷い思考回路をしている自覚はある。でも表には死んでも出しません。 クロくんが好き。執着してるけれどあんまり表に出したくない。出したら引かれちゃうかもしれないから。…でも好きなんだよなぁ

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