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1.技能 ＜こぶし＞ あの兄に勝てる事を少しでも増やそうとしたが、結局俺は俺のままだな。 ＜応急手当＞ 正直俺は汚れていた方が丁度いいだろうが、痛いままも嫌だった。俺はどこまでも中途半端な奴だ。 ＜隠れる＞ 一目に晒されるのは、苦手だ。小さい頃はもう少し上手くやれたが、今はこの図体を隠すのに精一杯だ。 ＜聞き耳＞＜目星＞ 人の気配がしたらすぐ身を潜められるだろう？ ＜図書館＞ 職業柄、本を読むのは好きだ。 ＜説得＞ 本の中なら、出来るからな。対人でも応用して…なんとか。 ＜英語＞ この前まで書いていた続編小説の中に帰国子女を入れたせいで、勉強せざるを得なくなった。まあ持っていて困る技能ではないだろうと判断した。 ＜オカルト＞＜歴史＞ 話のネタに、色々と集めている。 ＜心理学＞ 人の目を見るのは苦手だが、人の気を表情から察する事が出来れば俺なんかと相手が話す必要がなくなるだろう？相手への思いやりのつもりだ。 2.経歴、性格 よく姿形の似た双子の兄がいる。しかし性格は正反対で、兄は明るく人とのコミュニケーション能力が高い。対して自分はコミュ障で暗め。眩しい兄と自分が周りからよく比較され、影で笑われていた事を知ってしまってからさらにそのコミュ障に拍車がかかった。 ただ、運動も勉強も兄より優れていたことを自分の誇りとしていた。あまりそれを表に出す事はなかったが。 成長するにつれて、背も伸びて力もついた。顔立ちの良さも相まって目立つようになる。その頃にはもう人の視線が怖くて、たまたま店でみつけたフードのついたポンチョを自分の顔と体つきを隠すように羽織っている。そのため、ごく稀にそのポンチョを取ると驚かれる。 3.縁故

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