タグ： DXろびん 1号

10年前に一度死んで覚醒した、文字通り血液の青い少年。 覚醒のきっかけとなった死を味わった際、大量の血液が失われ輸血が必要だったのだが、適合する血液が見つからなかった。血液型は適合せども、レネゲイドが他者の血液を拒んだ。血が失われていくと主に色素も失われ、現在の彼には色素という概念がない。 無謀な賭けであったが、蘇生手段として賢者の石が選ばれ、そしてそれが自身のレネゲイドと適合したため生きている。 しかしそれ以降体内を流れる血液が賢者の石となったため、自分が人間ではないのではないかという感情が心のどこかに常にある。 オーヴァードとなり頼るところがUGNしかなかったため、力の扱い方などはUGNで学ぶ。しかし結晶体ではない賢者の石の持ち主ということで多くの実験で被検体として扱われてきた。 幼少期はそれに疑問は覚えていなかったが、チルドレン・非検体という扱いに疑問を覚えた友人・相模原結期（さがみはら・ゆき）が反旗を翻した際に共に逃亡。書類上では両名共に死亡となっているが、一部の関係者は彼らが今も生きていることを認知している。 再会を約束した場所で自身の危険を顧みずにずっと待っていたが、そこに現れたのは助ける存在のはずであったUGNチルドレンであった。 相模原が現れなかったことで彼は死んだのだと思い、凍結保存されるのを待つ日々を送っていたところに、面影島でUGN支部長をしている叔父・蒐澤健（かりさわ・けん）から島に来て一緒に暮らそうと誘いを受け、そこに向かうこととなる。 好きなものは自由でいることと普通でいること、嫌いなものは他者からの注目。 一般的に出回っている薬は体質に合わず、今まで病気に罹った際にはUGNから支給される特殊なワクチンでやり過ごしてきた。しかしUGNを抜け供給を絶たれた今病気になると自己の免疫力を高める以外に治す術はない。 また血液成分が変質しているため、酸素の運搬効率が悪く過激な運動が出来ない体質でもある。 血液が青いために常に顔色が悪く、本来人間が赤い部分がすべて青いため、特に口元を隠すために常にマスクをしている。 叔父はオーヴァードであり、他者のレネゲイドの感情を見ることができる目の持ち主だが、面倒ごとを避けるためにUGNに話していない。 そういった秘密を隠すためにも研究所にいた彼を連れ出した蒐澤由香里という女性に恋をし、結婚した。 この直後にオーヴァードが原因の事故に巻き込まれ、二人は死んでいてもおかしくないほどの大怪我を負う。 その怪我の療養のために彼らは面影島という小さな島へと転居してきた。彼らの人柄から島の住民たちにはそれなりに受け入れられていたようだ。 面影島の中で、再会と別れを果たし、欠けたものを取り戻し、再び前を向くことができるようになる。 友人の妹・神無と会い、なんでもないただの日常をもらい、彼女が偽物なんかではないことを証明し、自分が失った『色』を受け取った。 友人の面影・キズナと邂逅し、助言を受け、自分がなすべきことを決めた。 叔父・蒐澤に迎え入れられて、家族というかけがえのない時間をもらい、彼のした間違いを正した。 親友・相模原と再会し、共闘し、自分のために戦う彼の姿を見て、今度は自分が手を伸ばした。 友を失った戦友・死柄器と出会い、いくつもの困難を乗り越え、前を向くための言葉をもらった。 今の自分は人間で、化物でも、レネゲイドビーイングでもない。 10年前に死なずに、幽霊のような人生をあきらめずに、この島に来たことで、彼はただの少年に戻った。 ただ、泣き虫で、女々しくて、我儘で、子供っぽくて、少し機械に弱いところは、昔と何も変わらないようだ。 旧コードネームは”蒼光の陽（シフォスーラ）”。 誕生日は2月29日の魚座。 血液型はBBのRh-、HLAはA＊34:01：C＊15:02：B＊40:02：DRB1＊15:02：DQA1＊01:02：DQB1＊05:02：DPA1＊02:02：DPB1＊01:01（適合率が極めて低い）。 シフォスーラ：カブトガニの学名 カブトガニは青い血を持ち、無数の命を救う可能性を秘めた生物である。 2億年もの間姿を変えることなく生き続けてきた生物で、研究のために捕獲され、3割程度血液を抜かれて、海に放たれる生物。 血液1リットルあたりの値段は170万円程度。

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