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(りゅうどう かおる) 警視庁特殊犯罪零課のチーフ。 長いこと捜査一課で凶悪犯罪捜査の前線を渡り歩いてきた、ベテラン刑事。 ガサツながらも部下を気遣い、大切にしている。 特技は射撃、カップラーメンの早食い、オヤジギャグ。最近LINEを始めた。 クリアシナリオ ・庭師は何を口遊む　PC1 ・お前が人を殺すのだ　 ・惨歌讃劇　KPC ---------- 嫁さんと結婚したのは、20歳の警察官になった年だ。お見合い結婚。色白で可愛い、俺には勿体ない人だった。 嫁さんが強盗に殺されたと連絡があったのは、3年目の結婚記念日だった。 懸命に犯人の痕跡を追ったが、所詮は刑事になりたてのひよっ子。大したこともできずに結局事件は未解決のまま時効を迎えた。 〝あいつ〟と出会ったのは、それから何十年も後。新人だったあいつは教育係の俺にも間違っていることは間違っていると真っ向から噛み付いてくる奴だった。 たくさんの事件を乗り越えて、気づけば背中を預け合う相棒になっていた。 恋人関係になったのは、更に何年目かの冬。 こんなオッサンでいいのかよ、と何度も悩んで泣かせて喧嘩して、それでもあいつは俺の隣を選んだ。 俺こそ本当は、そんなあいつにずっと惹かれていたのかもしれない。 零課に配属された一年目は、本当に慌ただしかったな。 変わり者で騒がしい奴らに囲まれて、今思えばあっと言う間の日々だった。 例えこの事件が、俺の刑事人生に幕を下ろすことになっても。 今度こそ絶対に。 道連れにしてでも。 犯人を地獄に堕としてやる。 …そう、思っていた。 ---------------- →(事件解決後)→ 庭師の事件は幕を閉じたが、凶悪犯罪は後を絶たない。龍堂は相変わらず零課チーフとして日々忙しく過ごしている。 周ちゃんは必ず帰って来ると信じており、それまでは虎さんや平君と足りない穴埋めや壊れたコーヒーメーカーの修理を頑張っている。周ちゃんの名前もよく口に出す。「あいつが帰ってきたら暫く電気屋をやってもらう必要があるな」みたいに。 とはいえ上司を含め人手が足りないのも事実。近々もしかすると、新しいメンバーが零課に配属されるかもしれない、という噂を耳にしたような。 また、プライベートでは月に一度、必ず嫁と〝彼女〟の墓参りに訪れている。事件解決についてはできる範囲でご両親に報告し、今も良好な関係を築いている。

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