タグ： ダブルクロス

　甘露珠杏(あまつゆ しゅあん)は後にUGN評議会に属するような、とある権力者の一人娘として生まれる(出自：権力者の血統)。両親からの愛情と、専属の“ばあや”からの教育を受けて(ロイス：教育者)幸せに育った。しかし小学六年生の時に何者かによって誘拐・監禁される。およそ一年後に発見・救出された時にはオーヴァードとなっていたばかりか、殆どの記憶を失くしていた(経験：記憶喪失)。朧気な記憶では死に瀕し(覚醒：死)、また死体の血を啜って生き延びていた(Dロイス：吸血鬼)ようだが、真相は闇の中である。珠杏に恐怖が強く残っている(衝動：恐怖)ことからしても、起こった出来事はろくなものではない。 　発見された珠杏は男になっていた上、外見が日本人離れしたものに変化しており(外見設定)、周囲によれば性格も変わっていた。これは研究者によってオーヴァード化によるものと結論付けられる。はじめ、珠杏の両親は変化した元娘を受け入れられず、強く拒絶した。珠杏の方も両親らしき人を懐かしく思う一方、実の子をここまで拒絶できるのかと恐怖した(ロイス：記憶の中の誰か　慕情／恐怖)。両親はすぐに拒絶したことを後悔し、珠杏との和解を求めたのだが、珠杏は未だに両親を親と呼べないでいる。“ばあや”の方は始めこそ珠杏両親と同様に珠杏を拒絶した。しかし彼等が珠杏を受け入れると一転して珠杏を“お坊っちゃま”として扱い、自身は“お坊っちゃまのばあや”として振る舞うようになった。珠杏はこの変わり身に感服するも、少なくとも今の自分とは合わないと感じている(ロイス：教育者　感服／隔意)。 　そんなわけで最近実家を離れ気味の珠杏が現在慕う人物こそ霧谷雄吾である。霧谷は珠杏を救出した一人であり、能力の系統が近い(ソラリスが共通)ことからもよく面倒を見ていた。珠杏は彼に親たちには言いにくい不安(自身は本当に甘露珠杏なのか)を語り、それに真摯に答えてくれた霧谷を第二の親・家族として信頼する。信頼しすぎて思いがややから回っており(ロイス：霧谷雄吾　信頼／偏愛)、ただの装備品も霧谷から渡されただけで大事なものになる。特に仕込み針つきの指輪は殊更大切にしている(アイテム：思い出の一品)。 　現在、珠杏はUGNと繋がりのある教育機関で学んでいる。院まで進んだ(カヴァー：大学院生)理由は勿論、オーヴァード関連以外でも霧谷の力になるためである。一応UGNエージェントとして登録されている(ワークス：UGNエージェントD)が、偉い人の子だから怪我させられないという周囲の余計な気遣いのため、任務には殆ど出たことがない。一応、いつ任務に呼ばれてもいいように防弾防刃ジャケットは携帯し着込んでいる(装備：防弾防刃ジャケット)。 　能力が制御できなかった頃は、傷口や体表面から飴のような甘い芳香を出しており(イージーエフェクト：快楽の香気)、そのため救出直後の珠杏と判らなかった時期は仮に「あめ(飴)」と呼ばれていた。これとブラム=ストーカーのシンドローム持ちであることがコードネームの由来でもある(コードネーム：ブラッディーキャンディー)。 　自分が匂いを発するせいか、他人の匂いにも敏感である(イージーエフェクト：かぐわしき鮮血)。匂いでオーヴァードとバレないよう消臭には気を使っている。 　能力的にはブラム=ストーカーとソラリスのクロスブリードである。珠杏のブラム=ストーカーは回復に優れる(エフェクト：赤河の支配者、赤き聖餐)。そして、朧気でも真の恐怖を知るからこそ、ソラリスのエフェクトでは恐怖を与えることができる(エフェクト：絶対の恐怖)。現在、香りは制御できるようになり、他者に思うように影響を与えることもできるようになってきた(エフェクト：錯覚の香り、盲目の羊)ところである。 シナリオ一つ目 ソラリス偏重に変更 シナリオ二つ目 女装を披露する。 コソコソ裏話 　名字はソラリスのイメージから。名前は朱殷色(しゅあんいろ。血のような赤色)から。キャラの親的には、外国でも通じそうな音で名付けただけという設定。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ