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*特記 2015 アイドル [EDU×10＋APP×10] *特徴表 5-10 受け身：ショックのconロールに＋20の補正 6-4 実は生きていた：死からの生還チャンスが５ラウンド以内に伸びる .............................................................. 顔や声は女性だが、言動や体つき、そもそもの性別は男性。容姿のせいか、20歳前後とよく間違われる。過去に闇オークションにて虚勢手術をされており、カストラートとして引き取られる。かつては、(結婚を考える程の)恋人と暮らしていた。 今は各地を転々としており、歌手をしながら両親を探す旅をしている。 【誕生日】10月6日 【誕生花】 ・オミナエシ：「美人」「はかない恋」「親切」 ・ヤブラン：「隠された心」「忍耐」 .............................................................. − 通過済みシナリオ − ＊踊れ、ワルツ ＊KPレス さよならを言いにきた/鯨津みら ＊KPレス April.exe − 人間関係メモ − [踊れ、ワルツ] 春曉 桜久：サク。ごめん。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ↓↓読まなくても良い設定です↓↓ 生まれは、決して裕福では無いが幸せな一般家庭。父母は共働きをしており、夜が更ける頃に帰ってくる。 歌うことが好きだった。見目もいいとこ取りをしたかのように淡麗だった。両親からも自慢の息子だと、素敵な歌声だと褒められた。それがうれしくて、近くの公園でよく練習していた。 ふと、男に声をかけられた。 「夜、この公園でいつも歌っているのは貴方ですね？素敵な歌声だ！ぜひ1度、私の経営するホールで歌っていただけませんか？」 当時6歳だった僕は、怪しさよりも両親に喜んでもらえるかもしれない期待感と高揚感でいっぱいになってしまった。両親は今日帰ってこないと事前に連絡があったのこともあり、その誘いを了承して彼の車に乗り込んでしまったのだ。 それからは両親に会っていない。会えなかった、の方が正しいかもしれない。 確かに大きなステージで歌わせてもらった。ただ、会場から向けられる目はどこか怪しく、まるで物を品定めするかのような声も聞こえた。 公園で声をかけてきた男は名だたる資産家で、裏では闇オークションの経営も兼ねていたようだ。僕はゴミ置き場でたまたま見つけた使えるモノとして拾われただけだった。毎日毎日、新たな客の前で歌わされる。僕はモノじゃないのに。 2年ほど経ったころ、今日は歌わなくていいと言われ、別の部屋に通された。そこには手術台。手術、台………………？ふと、気を失った。 ベッドの上で目覚める。痛みはない、体が動かない、麻酔……？ベッド脇で声が聞こえる。 『……ええ、「去勢」手術は成功です。これで彼の声は守られますねぇ。』 『そうだな、あの容姿で、あの声だからいいのだ。現代にカストラートなぞ、物珍しい。これは高値がつきそうだな。』 ぁ……………………。 それからはステージに上がる度、何人か買い取りたいと声が上がったが、態度の悪さに直ぐに返品されてしまった。たとえ曖昧な体であっても、両親が産んでくれた体は男だ、男でありたいという自己的な主張だった。 25歳のある日、1人の男に買い取られた。どうせまた返品されるんだと思っていた。しかし、彼はただ俺の部屋を用意して、温かいご飯を用意して、ただ眠るだけ。歌も、雑務も、何も強要してこない。何を考えているのかさっぱり分からない……。 「お前は、どうして俺を買い取ったの……、？何がしたい、決して安値ではなかったんでしょ……？」 彼は、ひとりは寂しかったんだと、ただそれだけだと言って笑った。 それから2年が経つ。彼との日々は今までのことを忘れるくらい平凡で、幼い頃の記憶のようだった。好きな時に話し、歌い、眠る。こんな曖昧な自分に対し、普通に接してくれた。好意が生まれた、恋人になって欲しいと言われた、本当に愛してくれているかはわからない、不安にはなる。ただ、彼の寂しさを埋めてあげたいと思った。その為ならこの体も声も容姿も悪くないと思える。

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