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カンフー映画に憧れてオーディションを受けたら、なんか売れっ子俳優になってた少年。 元はカンフー映画に憧れて太極拳やらカンフーやらを見よう見まねでやったりしてた。 朱石 蘭馬(ｱｶｲｼ ﾗﾝﾏ)は芸名で、 本名は美巴 亂馬(ﾐﾄﾓｴ ﾗﾝﾏ) 若手俳優をしているが家計を支えるため早朝に新聞配達員もしている。 ずば抜けた演技力と運動神経が買われていて、 いまや売れっ子有名俳優(子役は卒業)である。 人気を集める理由は、アクションにスタントマンを使わない所、並外れた運動能力にそぐわない可愛いルックス、やはり少年な所があり何より反応が可愛い所、素直な所と言われている。 映画にスタントマンを使わず、アクションは自分でやりたがる。 ドラマや映画、バラエティ番組にも幅広く出演している。CM契約社数は6本、主演映画も2つ撮っていて、ドラマにも脇役合わせて7回は出演していて、有名雑誌『unun.』の表紙になったりもしている。まさに人気右肩上がり。 だが、年頃の少年には少し気恥しい仕事や、ドッキリ番組にも出演していて仕事を選んでないのではと言われる。 ちなみにオーディションを受けてデビューしたのは5歳くらいの頃。 最初は両親も見てくれていたが、9つの頃に一方的に絶縁しているため今は一人で頑張っている。 現在年収は3000万、現在貯金額は3500万。 子供が持つには多すぎる金額であるが、 全てこの子が管理している。 と、まあかなり売れていて、今後もっと売れていくだろうに仕事を選ばず副業までしている事には理由がある。 というのも彼は三兄弟の長男で、双子の弟達が居る。難病の弟(次男)と、通院が必要な程の火傷痕や痣が目立つ弟(三男)がおり、しかも弟2人を連れて実家を出ている。 2人を食べさせていくだけでもお金がかかるのに、難病の次男が更に心臓に大きな病を患い、治すには莫大な金額がかかると聞いて早朝の新聞配達員も始めた。 幸いなことに、次男の様態の進行は遅く、難病に関しても安定していたので定期的な通院で自宅に居てもギリギリ大丈夫だった為、今はお金を稼ぐことに専念している。 弟達には幸せに学校に通ってもらいたいし、育ち盛りなのでよく食べてもらいたい。 そして次男はしっかり入院をして手術を受け治して欲しい。 だがお金が足りなくて入院させてあげられない、海外でのしっかりとした治療をさせてあげられていない、という事を嘆いている。 お金をもっと稼げば、もっと人気になればと、 長男として頑張らねばと1人で奮闘している。 ここまでなら、まだ緊急性がないと感じる。 だが、なぜ今こんなに焦っているかと言うと、 次男の容態が悪化し、三男はどうやら傷のせいで虐められ暴行を受け傷が増え、古傷も開いてしまったからである。 お金が足りなくて入院させられなかったため 長男が頑張ってるうちに次男の病気のステージが進行してしまったのだ。 そして三男への悪質ないじめもあり、双方共に入院させなければならなくなってしまった。 元は次男の難病を治す為に沢山貯めていた貯金もあったが、急いで崩し2人とも入院させた。 だが日本での手術では応急手当程度にしかならず(ここでも手術代が発生)、海外での手術費用と入院費用、そして継続通院費用やその後の事を合計すると法外な金額になってしまい、今すぐにでもお金が必要なのである。 何より、次男の場合は海外に飛ばなくてはならないという所もある。生活費用も考えると、全くもって足りないのだ。 国民保険などでカバーできない海外の技術を使った最新式の手術をしないと次男は治らず、 三男の背の火傷痕と大きな切り傷もどうやら縫合手術しなくてはならないようだ。 仕事の空いた時間は必ず2人のいる病室に通っている。 根っからの長男気質で、頼りない守ってあげたいと感じた子にはめっぽう手を焼いてしまう。 絶縁の理由は厳しい家柄と両親からの虐待。 自身は家の跡取り、長男としてとても大事にされていた。欲しいものもなんでも買ってもらえたしお小遣いもいっぱい貰えた、子役デビューも両親が甘々だった為にできたこと。 だが弟2人が自分の知らないところで虐待をされていたのがどうしても許せなかった。 9歳の頃やっと虐待について知った。弟が煮え湯を浴びせられた所をその場で見てしまったから。(その時までは大好きだった母親を突き飛ばして大泣きする三男を抱き抱えて病院に走った) 何も知らなかった不甲斐ない自分が許せなくて、いつも2人に謝っている。 難病にかかってしまった病弱な双子の次男と、煮え湯を浴びせられ体の火傷跡が目立つ双子の三男を大事に大事にしている。 弟達は両方とも11歳。2人とも優しい兄が大好きでとても懐いている。 長男気質なしっかり者で、優しい性格。 心配性で、兄弟を何よりも大事にしている。 とっても努力家で、勉強も怠らないため成績はいつも上位である。えらい。 そんな彼のささやかな趣味は憧れた中国武術の練習と家事の練習。 裁縫やら料理やらを上手にできるように夜遅くまで練習している。だが本人はかなりの不器用で、いつも手が傷だらけである。 好きな飲み物はオレンジジュース、食べ物なら肉まんが好き。 でもいつも我慢している。 神社が実家で、 幼少の頃から幽霊だけでは無い、そういった物がよく見えていた。 神隠しをされそうになった経験もある、どうやら好かれやすいらしい。 実家は【美巴稲荷神社】という場所。 現在の彼の一日のタイムスケジュールは 朝の3時30分 に起床、 4時半から新聞配達、 6時に自分のご飯はコンビニで済ませ一次帰宅、 中学校に近い場所に家がある為ギリギリまで台本を読み練習、朝7時半登校。 昼まで学校、12:30分に早退し、 事務所のマネージャーに迎えをお願いし、 撮影のロケに出発、夕方18時に帰宅した後に再び外出、途中で夕飯を買って兄弟の病室に向かい面倒を見て、夜の九時にもう一度帰宅。 少しの筋トレと武術の練習を台本のセリフ練習をしながらして、お風呂に入り23時に就寝。 …という過酷なスケジュールである。 13歳ってマジ？ 『俺は蘭馬、朱石蘭馬です！ 一応俳優やってますｯ！ 子役だったんですけどね、13歳なのでもう大人枠です！』 『わわｯ！ファンの方、ですか！いつも応援ありがとうございます！あ〜嬉しいなぁ、俺にもファン、て！』 『一人っ子か、ですか？ 兄弟がいるんです、弟がふたり。はい、すっごい可愛いんですよ。2歳下の双子なんです。 …今は、会話できないんですけどね…。 あ、いやいやいや！俺が忙しいからですｯ！なかなか構ってやれなくて…はは。』 『もう子供じゃないですよ〜…わ、オレンジジュース、ですか？！頂いていいんですか…！？』 【時空門の創造】 探索者は　時空門の創造を取得する。

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