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Chrysalis Fly - クリサリス・フライ（36） 1861.May〜1897.Today 人昆虫学者の父親と、娼婦の母親との間に生まれた非嫡出児。 双子の片割れとともに出産されたが、片割れは死産したとされている。 我が子に無関心で諦観に囚われていた無学な母親を、それでも心の拠り所にしていたが 彼女が若くして性病で早生すると、クリスにとって堪え難い幼少期が始まった。 父方の親類たちから肉体的・精神的な虐待や迫害を受け、極度に内向的な性格に成長していく。中でも、彼を最も苦しめた所業は叔母からの性暴力だった。 クリスが15歳で生家から逃げ出すまで、少なくとも6人の男女の性暴力に晒されている。 また、この内叔母を差し引いた5人は不審な死を遂げていることが確認されている。 現在は昆虫学者の博士号を取得し、科学誌へ送る論文を執筆している。専門は蝶。 内向的な性格は変わっておらず、自分に自信ががなくおどおどしている。やや吃音気味。 頭の回転が早く脳内で自己完結しがち。あまり表情を変えない。 クリサリスのトリガーはそう多くはないが、少なくとも1820年代イギリスではさして珍しいものでもなかったはずだ。 彼の殺戮のトリガーは、「"暴力"。とりわけ"性暴力"が"社会的弱者"に向けられた時」に引かれる。 自分自身が暴力を受けた際に"クリスの"殺人の衝動が湧き上がることはない。……その役目を引き受けている者は、もっと別にいるのだから。 もちろん、クリス自身は一体誰の仕業で自分自身が守られているのかを理解している。 Morpho Fly - モルフォ・フライ（36） クリサリスから分離した攻撃的な人格。クリサリスを「兄さん」と呼び慕い、彼の受けた数多くの苦痛や恐怖の半分を引き受けることで 主人格を守っている。 疑り深く非常に警戒心が強いが、社交的で笑顔を絶やさない。本来クリスが持て余すモルフォ蝶のように青い綺麗な目を、生き生きと輝かせている。 モルフォの殺戮のトリガーは、「主人格が精神的・肉体的に耐えきれなくなるほどの暴力や敵意、悪意を受け"逃げ出したい"と思った時」だったり、 「主人格が"性暴力"を受けそうになった時」に即座に引かれ、切り替わる。スイッチを入れるように豹変し、主人格を最も安全な方法で守る。 また、稀に主人格に愛情や強い友情を抱く相手が現れた時にも、第２人格が顔を出し牽制することがある。 これは、本来第２人格が、"愛情や友情を信じられずに恐怖し拒絶するクリスのトラウマ部分"を司っているためである。 ＜トリガー＞ 具体的に言うと、 主人格は形に的には「他人を守るための殺人」をします。 身勝手な暴力性を持つ人間が生きて歩いているのが我慢ならない独善的な殺人です。 第2人格は主人格の安全装置なので、「自分を守るための殺人」を行う際、表に出てきます。 殺人以外でも極度の恐怖にさらされた時は、びっくりして出てきちゃうこともあるかもしれません。 ＜名前＞ Chrysalis……蛹 Morpho ……蝶 ＜職業＞ ※ガスライトより<科学者> ＜特徴表＞ ※ガスライトより ・<5.1> ・<6.9> ＜年収＞ 中流階級（1d3+2）*100£=500£ ※ガスライト準拠で年収100£/信用の初期値5%=(25)を信用の初期値とする 《通過シナリオ》 ・そして、誰がいなくなるのか？　……「 True End 」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ＜以下ネタバレ＞ Chrysalis Fly - クリサリス・フライ（36） "望む世界"の先で、双子の弟と共に生きている。 弟との生活は満ち足りていて、慣れない幸福に少しだけ怯えている。 最愛の弟を守るためには何を犠牲にすることも厭わない。弟のモルフォをこそ、世界一自由でいて世界一美しいひとだと感じている。 モルフォのことは兄弟として愛している。 父親に対する感情……もう関わらないでほしい。 母親に対する感情……かつての初恋の相手。安らかに眠ってほしい。 継母に対する感情……もう関わらないでほしい。 叔母に対する感情……恐怖と嫌悪の対象。

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