タグ： おりおじさん

※再度ワンクッション置きますが、ここにはCOCシナリオ『天才故に凡人たる過剰妄執の病』秘匿バレがあります。通過予定がある方はブラウザバックを推奨します。 私は鳳条忠臣、鳳条家の一人息子だ。 今年で１８歳になった。今は医者を志して勉強している。鳳条家は所謂”医者一族”ってやつでな。元々私が医者を志すのは決定事項のようなものだったのさ。 ということで、自分で言うのもなんだが、恵まれた教育を受けていると思う。習い事もいくつかしたが、一番形になったのは柔道だな。これのお陰で体も強くなったし、我慢強くなったよ。 そうそう、私には一人幼馴染がいてな。空閑終一というんだ。彼と出会ったのは４歳…だからもうあれから１４年も経つのか。これが不思議な奴でな。何故か彼といると、自分に素直になれるんだ。 鳳条家は少し独特なようでな、”医者一族”だというのもあるのだろうが…だからこそ、私は彼に出会えて良かったと心から思っているよ。シュウに出会って初めて知ったことがたくさんあるんだ。例えば…カニカマが旨いこととか、名前で呼ばれることのくすぐったさとか、大事な友人ができるってどういうことなのかってこととか、な。 …シュウは少し体が弱くてな。それに、ちょっと抜けてるところもある。だから俺が医者に…いや、そういうの以前に、今よりもっと強い人間になってアイツを守れるようになりたいんだ。誰か、じゃなくて俺が………おっと失敬、話が逸れたな。 ※以下、COCシナリオ『天才故に凡人たる過剰妄執の病』HO天才の秘匿バレがあります。ご注意ください。 私は天才だ。紛れもなく天才だ。誰もが私を『天才』だと賞賛する。誰から見ても、どの点においても、私は誰よりも優れている。 …だが俺は、シュウに対して強い劣等感と嫉妬心を抱いている。その理由は分からない。ただ俺はどうしてもシュウに俺が劣っている気がしてならない。この感情がいつから芽生えていたのか思い出せないが、俺は常に彼に対する劣等感に苛まれている。 シュウは俺を、「何でもできる天才」だとは思っていないらしい。そんなことを言われた暁には、どんな顔をすればいいのか分からなくなってしまう。…違う、俺は天才だ。天才なんだ、天才でいたいんだ。 なあ、それはお前の為でもあるんだよ、シュウ。なのにどうしてその俺がお前に「悔しい」なんて思わなくちゃいけないんだ？ …幼稚、だよな。こんなのがシュウにバレたら嫌われるだろうか。俺なら軽蔑するかもしれない。それなのに、俺はお前に嫉妬するのを止められないんだ。 ◯参加卓 ・天才故に凡人たる異常妄執の病(HO天才) ・オートマタの幸福

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