タグ： 元アリDX3キャラクター ‪α‬世界線 rrknD

——一人孤独だった神は、 二子の月に祝福され、 三頭の峰を仰ぐうち、 四ツ目の谷に落ち、 五十もの嵐に遭うも、 六輪を持つ車で超え、 七度瀬を渡った先で、 八分の郷を訪れ、 九回人と重なった果て、 十を統べる神と成る—— 一神。二月。三峰。四ツ谷。五十嵐。六車。七瀬。八郷。九重。十神。 中世に分かたれた、旧き戦の家。幾度も幾度も勢力を変え権力争いを続けてきた。 そんな知りもしなかった事実を見せつけたのは、親友——少なくとも私はそう思っていた——「七瀬カズホ」。彼女は一切の躊躇いなく祖父母を射殺し、その弓を私に向けた。 ——何故だ。…どうしてなの、カズホ！ ——あんたのその不安定な口調、正直耳障りだったのよねー。 ——ともだちじゃ、なかったの…？ ——これも宿命。それじゃサヨナラ、ココロ…ううん、『四ツ谷』。 …そんなやり取りをして、もう10年になる。 え、何故私が生きているのか？そりゃもちろん私の方が強かった…わけじゃない。助けてくれた人が、いたんだ。 何が起こったかは正直あまり覚えていないが、襲い来る矢を全て銃で撃ち落としていたような気がする。…多少記憶を盛ったか？とにかく、そう思うぐらいあの人は強かったんだ。 手を引いてくれたあの人…おねえさんは、名乗らずに行ってしまったけど。あんな強さが欲しい、と願って私もこの世界に飛び込んだ。 それからいろいろ知った。レネゲイドのこと、『ナンバーズ』のこと…おねえさんも、もしかしたら元ナンバーズかもしれないこと。UGNには本当に世話になったな。が、結局私は所属しないことにした。「何でも屋」なんて嘯いてるほうが自由に動ける…と思うし、『ナンバーズ』のことからちょっと組織に入るのが憚られたのだ。後者はまあ、意地みたいなものだけど。 …っと、客か。物思いに耽るのもここまでにして、しっかり仕事をしないと。さ、ココロよ。いつもの無表情を作って。 「いらっしゃい。ようこそ、『名もなきお面屋』へ」 ・地位：名もなきお面屋店主 ・所属：何でも屋 ・好きなもの：お面、UGN ・嫌いなもの：数字

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