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■詳細【14歳～24歳】 ルカ・シュヴァルツ。当時さして珍しくもない英国病、オイルショックの被害者家族の子供。 ３歳の頃に孤児院の近くにある箱の上に乗って双眼鏡を覗いていた姿を、職員に保護される。 「ここで星を見て待っていて」それがルカの聞いた親の最後の言葉である。 名乗っているのはイギリス名でも伝わる「ルカ」のみ。保護時の職員にだけは苗字を伝えている。 保護時にルカの服のポケットに入っていたシガレットカードの裏に「Luca（ルカ）」と書かれていた為。 実際は名も苗字もドイツ名であり、イギリス人の片親の名前がわからないのは 「完全に縁を切るつもりだったからでは」と、今では思っているし聞かれればそう答えている。 孤児院に来たのは1978年（３歳）、３年後の1981年が過ぎて６歳になるまでは 職員の目を盗んで外に何度も抜け出そうとした事があるのかもしれない。それは双眼鏡で空を見る為に。 更に８年の月日が流れて、執着は空の彼方へ、この場所を見下ろす星々に向けられた。 両親の事を口にする事は無くなったものの、双眼鏡を片時も手放す事は無く、 黒い髪を切るのも嫌がっていつも前髪が目にかかっている。 比較的大人しいが、良い子だというよりは諦め癖がある。 ――孤児院に来てから11年の月日が流れた。 ほんの少しの贅沢で読ませてもらった本には沢山の星の神話や、並び、輝きについて書かれていた。 愛読書は「Popular Astronomy（ポピュラー・アストロノミー）」という３ヶ月に１度出版される天文雑誌。 お小遣いを貯めて古本屋で買わせてもらう為に外出を強請るのが最大の楽しみ。 クリスマスに一度もらった天体観測図鑑が宝物で、ぼろぼろになっても大切にしている。 最後のページに、ボロボロになって千切れた跡のあるシガレットカードが一枚貼られている。 カードの裏には、ある一文を自分で書いた。「光をもたらす者」それはドイツ語で示された、ルカの名前の意味。 本当はずっと、諦めきれていないのかもしれない。 ・・・・・ 1989年11月9日に崩壊したベルリンの壁。そのニュースをアメリカで見る事になる。 皮肉にも日記に記された彼の言う通りだと映像を液晶越しに見ながら思っていた。 「いつまでも縋っていたんだな」そうポツリと一言だけ零したのかもしれない。 それを、共にアメリカに来た３人の誰かが聞いていたかは、わからない。 少なくともルカはまだ双眼鏡を手放してはいなかったし、図鑑も常に傍に置いていた。 夜空を眺める日課も変わりはしない。ただ、それは本当に「日課」程度になったのかもしれない。 どんなに眺めても、あの日、自分が見捨てた少女が双眼鏡の向こうに見える事は無い。 焦りを感じながら「実力が判断出来るようになればいいんだろ」と口走った自分を有言実行にする事だけが第一目標となった。 以前よりも本を読み、身体を動かし、誕生日を迎える度に苦々しい顔をするようになった。 孤児院時代に「身長伸びるかな。ヒースよりデカくなる」とリーアムやリュカたちと言ったのが懐かしいぐらいに、 今は自分の身体の大きさを疎んでいる。物探しをするには不便だし、身体が大きくなってもちっとも「大人」だなんて思えなかったからだ。 歴史に考古学、神話、博物学と学ぶ程、より読み解こうと語学に手を出す程に 自分が「本当の事を知るのを怖がって先延ばしにしている」ような気がしてならなくなってきた。 護身術どうこうとは言ったものの、習い出したボクシングでさえ、ただの鬱憤ばらしでしかないような気がしている。 孤児院時代に好きだったチョコレートは避けがちになった。 それでも、どうしてもお腹が空いた時、本を読んで没頭しがちな時、ミルクとキャロットケーキだけは口にする。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■関係者 【孤児院時代】 PL：たろお。 / PC：Liam McElhiney（リーアム・マケルハイニー） https://charasheet.vampire-blood.net/2713204 PL：宮社 / PC：Heath Olin（ヒース・オーリン）https://charasheet.vampire-blood.net/2549869 PL：ある / PC：リュカ https://charasheet.vampire-blood.net/2716029 【10年後】 PL：たろお。 / PC：Liam McElhiney（リーアム・マケルハイニー） https://charasheet.vampire-blood.net/2840455 PL：宮社 / PC：Heath Olin（ヒース・オーリン）https://charasheet.vampire-blood.net/2549869 PL：ある / PC：リュカ https://charasheet.vampire-blood.net/2848451 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■技能 【才能による職業技能】天文学・物理学・博物学・歴史 【生活による趣味技能】隠す・聞き耳・図書館・目星・跳躍＆登攀（壁や木を登って双眼鏡を使う為） ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 【18歳までの４年間における技能成長：4D6×4=合計16回】（ STR＋４/SIZ＋４/EDU＋３） 15歳：何よりもまず自分は子供だった。大人に負けない知識を得なくてはならない。 　　　《博物学/2d6→8》《歴史/1d6→6》《考古学/1d6→4》 16歳：知識を得るにも体力がいる。大切な人の手を取って走れるように。 　　　《回避/1d6→6》《組み付き/1d6→3》《歴史/1d6→4》《博物学/1d6→5》 17歳：あの時とは違う意味で、自分を支える夜空がある。 　　　《天文学/2d6→12》《博物学/1d6→4》《回避/1d6→4》 18歳：４年経った今でさえ、まだ手が届かない。どんな知識だって構わない。 　　　《博物学/1d6→5》《物理学/2d6→11》《組み付き/1d6→5》 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 【24歳までの６年間における技能成長：5D10×6=合計30回】（ SIZ＋５/EDU＋６/図書館＋30) 【ミスカトニック大学/人間行動学部/歴史学科に入学、後に院生となる】 19歳：本格的に歴史と向き合う最中、護身術としてボクシングを習い始めた。 　　　《歴史/1d10→10》《ボクシング/1d10→5》《こぶし/1d10→9》《目星/1d10→8》《聞き耳/1d10→5》 20歳：大人になった実感が湧かず、本の虫と運動の日々を繰り返す。 　　　《歴史/1d10→7》《考古学/1d10→5》《ボクシング/1d10→9》《回避/1d10→6》《目星/1d10→4》 21歳：成長期が中々終わらなくて身体が痛い。動くより読むに徹する。神話本を読み漁る。 　　　《歴史/1d10→9》《ギリシャ語/1d10→6》《考古学/1d10→10》《博物学/1d10→3》《ボクシング/1d10→4》 22歳：身体ばかり大きくなった焦りから学問により打ち込み始める。 　　　《博物学/2d10→13》《考古学/1d10→8》《ボクシング/1d10→10》《組み付き/1d10→9》 23歳：大学以外の図書館なども回って人伝に情報を集めようとし始める。更に神話を読み耽る。 　　　《考古学/1d10→6》《説得/2d10→15》《ギリシャ語/1d10→8》《ボクシング/1d10→7》 24歳：護身術が人を傷つける威力になり始めて手当を学んだ（DBが1D6になった） 　　　《ボクシング/1d10→10》《こぶし/2d10→18》《応急手当/2d10→17》 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■他備考（フレーバーなのでシナリオ的にという意味でなら９月でも可） 誕生日：10月22日（誕生石：八面体結晶/カイヤライト：正義感/努力/学問） 　　　：天秤座　（誕生花：ススキ/クレマチス/オモダカ：通じる心、高潔、誠実、心の美しさ、静寂） ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ↓クリアセッション内容（ネタバレ含む為、閲覧注意） ■山羊の歌は謡えない ✧第一話『夜の帳がおりたなら』KPポミさん / 全員生還 余談：神と友達になった上に神を煽った。ペドフィリアにドン引き。 ✧第二話『アダムの子供達』KPポミさん / 全員生還 余談：お前本当許さないからな。 ✧第三話『舞台にのぼりて』KPポミさん / 全員生還 余談：どんなに身体が大きくなっても。ルカはルカのままだった。 ✧第三.五話『開幕の時はきたり』KPポミさん / 全員生還 余談：なんだか昔を思い出した。だからか、こぶしに勇気が湧いた。 ✧第四話『』KPポミさん / 余談：

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