タグ： Adonis専用うちの子達

ある街中に、小さく可愛らしい猫カフェがあった 人気と言うにはとても言え無い程、そこは人数が少なく 茶色い木の塀には、つるが伸び、緑が生い茂っている ふと、四窓から中を見ると。そこには自由気ままに過ごす 白猫や黒猫、三毛猫、虎猫、沢山の猫達が見えるだろう カフェラテ色の木目とカーテンの着いた扉をあければ からんッ♪と小さなベルの音と共に、1人の青年が出迎えた 「いらっしゃいませ！ ようこそ、猫カフェ ”Libre”へ！」 ――――――――――――― にゃー… と猫が鳴く ――― 『ああ、ここにいたの？』 優しくて暖かい、誰かの呼び声で目が覚める。 誰だろう？知っているようで、僕はその人がわからない 顔は白くモヤがかかっていて。手を伸ばしても届かなくて でも、ふわふわで 気持ちよくて ずっと聞いていたい声だ 僕はその声に耳を済ませた 『×××××××××。』 何か言葉を発したのはわかるけど、それが聞こえない なんて言ってるの？ねえ、教えて？ そう問えば目の前の人物はふわりと笑った 次第に霞みゆくその姿をみて。僕は焦って走り出す 「待って、まだ！行かないで！ねぇっ、君を教えて！！」 僕が見る夢は、いつもそこで”終わる”のだ ガバッ！と布団を翻し飛び起きれば、キラリと 眩しい太陽の光が、僕の目を刺激した 目を細めて、起きろ起きろと鳴り響くアラームを止めると 僕の今日の一日が始まる。 ――――――――――――――――――――――――――

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