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生まれた時のこと。額、右上に大きな痣があった。 赤黒いソレは見た目に異常ではあったが、病理学的にはただの"痣"……のはずだった。 幼い頃、それはコンプレックスとして存在していた。 　※幼少期、香は見た目が華奢であったこともあり、 香を「ｶｵﾘ」と読まれたりしていた。（いじめ） 唯一、疎まずに接してくれていたのが幼馴染の千早である。 香[ｺｳ]の正義感や価値観は、千早を中心に構成された。（～小学校低学年） 中学時代、成長期に入って香[ｺｳ]はぐっと身体も大きくなった。 　※痣も相対的に小さくなった。 コンプレックスの反動から、素行が悪くなり始める。 その最中、旧友を傷つける事件を起こしてしまう。（オーヴァード化～賢者の石発現のきっかけ） 香[ｺｳ]は自分が原因であったのかと自責に駆られる。 自責の念の反動か、レネゲイドの力に対して激しい嫌悪を抱き、 UGNの傘の下、利用をするＦＨを執拗に憎む。 その信念は揺らぎがなく、痣が発光した際に発動される力は"不確定な切り札"とも呼ばれ、 一方で、強靭なまでの反レネゲイド思想は"歪んだ正義"とも呼ばれている……。 【オーヴァード】 ・80%を超えないと発現せず、100%を超えようやく真の姿となる。 　限界を越えた獣は、霊獣"麒麟"を彷彿とさせる姿だそう。 　その姿の際、額から角が生える。 　一撃必殺の巨槍と化し、何者をも滅してきた。

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