タグ： しぃる

昔から頼まれ事を断れない性格。 他人を簡単に信用してしまう事がたまに傷。 本人も何かと首を突っ込んでしまう性分で 学生時代から何でも屋みたいな仕事をしていた。 勉学が好きで暇さえあると、書物を読み漁ったりする。 周りからの勧めも有り、貯めていた貯金などを使い切り 探偵事務所をやっとの思いで設立する。 毎朝、着替えを済ませ(この時、適当に取った靴下の柄が大事なんです。本人談) 部屋を掃除し、庭の花壇に水を撒き 新聞を広げ、至福の珈琲をズズっと飲むのが彼の日課だ カーテンを開くと暖かい日差しが部屋を包む。 水を撒き終わると花達はキラキラと輝き喜ぶ。 事務所の看板を表に出し、新聞を手に取り、「この時間が何よりの楽しみなんだよなぁ。」などと呟きながら椅子に手を掛ける。 熱々の珈琲を飲んで一息ついているとそこに 1人の少女がやってくる。 どうやら、飼っている猫がいなくなった。 という事だ。 壁に綺麗に掛けてある上着を、バッと取り 泣いている少女の頭を撫でながら 「コロネが居なくなった場所はどこだい？ 案内してくれるかな。」 まだ湯気が新しい飲みかけの珈琲をテーブルに残して 事務所を後にするのだった

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